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メジャー、日本プロ野球、通算安打数の分布はどちらも「べき乗則」に従う

イチローが3000本安打を達成してから、事あるごとに「メジャー歴代で25位」とかいうニュースを目にします。

baseball

ふと気になったのでメジャーの通算安打数を調べてみました。

1位 4256安打:ピート・ローズ
2位 4191安打:タイ・カッブ
3位 3771安打:ハンク・アーロン
4位 3630安打:スタン・ミュ-ジアル
5位 3515安打:トリス・スピーカー
6位 3465安打:D・ジーター



25位 3027安打:イチロー(9月14日現在)

へえ、ジーターって歴代で6位なんだ!とちょっとびっくり。

ついでにエクセルを開いてちょこっと解析も。
横軸に順位(ランク)、縦軸に安打数をとって、分布を調べるとおもしろいことがわかります。

それは「べき乗則」と言われる分布に従うということです。

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横軸、縦軸ともに対数軸。縦軸は順位(ランク)、縦軸は安打数。全体はきれいに直線上に乗る。1つ外れたように見えるデータはタイカップの4191安打。

この「べき乗則」は様々な自然現象や、株価変動など多くの場面に見られる現象で、べき乗則に付随する「ロングテール」という言葉はあまりにも有名です。

ですから、通算安打数の順位と安打数の関係がべき乗則であることはそこまで驚きはありません。

ぼくはここで日本のプロ野球ではどうなってるんだろう?と思い、同様のグラフを作成してみました。

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思ったとおり、こちらもきれいなべき乗則が確認できました。

そして驚くべきことに、どちらも直線の傾きが「-0.11」になることがわかりました。
※グラフに数式が書いてありますがその「X」の肩に乗数があります。それが傾きです。

メジャーと日本のプロ野球の通算安打数の分布の傾きが偶然にも同じ数値をとる。これは何やら法則性がありそうな感じです。

べき乗則自体はそこまで驚くことではないのですが、直線の傾きまで同じってなんかすごいですよね。

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