Raw Therapee、グラデーションファクターの応用

無料のRaw現像ソフトRaw Therapee、使ってますか?

前回に続き、グラデーションファクターの使い方について説明したいと思います。

グラデーションファクターは、明暗差が大きくて黒く潰れてしまった部分や、反対に白飛びしてしまった部分のディテールを回復するために使います。

前回は明るすぎる空を暗くするためのやり方でした。今回は逆に、暗い影になった部分に施してみます。

下はモノクロ加工したストリート写真。

人物が影になっており、背景にやや埋もれがちです。

ここでグラデーションファクターを使ってみます。

グラデーションファクターを有効にし、黄色い丸内のマークをクリックすると「どのラインから暗くしますか?」を決めるバーが出てきます。

このバーは、自分の好きな角度に360度回転できます。また上下左右にも自由に動かせます。

今回は、下図のように回転させました。

ちょうど人物のエリアを少し明るくしています。

グラデーションファクターの強度を「-0.50」にしていることに注目。

強度の数値がマイナス=明るく
強度の数値がプラス=暗く

となっています。

前回、空を暗くしたときは「+」でしたが、今回は「-」でグラデーションファクターを施しています。

これが編集後の写真。

編集前と後を並べてみました。

若干ですが、人物のシルエットが浮かび上がっていることがわかるかと思います。

この小ささだと、あまり効果を感じられないかもしれませんが、インスタなどではもっと大きく表示されるのでかなり印象が変わります。

グラデーションファクターの良いところは、全体の露出をいじることなく、部分的に明るさを変えられることです。

ぼくの経験では、トーンカーブでシャドーを持ち上げると、なんとなく不自然な写真になってしまうことが多いんですよね。

グラデーションファクターは、適度な強度で使えばほとんど不自然さを感じませんから、けっこう気に入っています。

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