【レビュー】富士通のLifeBook AH WA3/Z、キーストローク2.5mmというノートPC界の異端児

富士通のLifeBook AH WA3/Zは見た目はパッとしない普通のノートパソコンです。

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重さは2.5kgあり、デザインを見てもお世辞にもカッコいいとは言えません。それでいて価格は15万と結構します。

ただ記事タイトルに書いたように、このパソコンはキーストロークがとても深いです。

キーの深さ2.5mmというのは往年のThinkPadと比較しても遜色のない優秀さです。

キーボードについて

一般的に、キーが深いほど打鍵感は良く、長時間の文章入力でもストレスを感じないものですが、ここ数年のノートPCを見ると、悲しいことにキーストロークは絶滅の危機に瀕しています。

MacBookやZenBook3、XPS13やなど、世界を席巻するノートPCでは、キーストロークは1.0mm以下、良くて1.2mmといったところです。

そんな中、世界の趨勢から取り残さた感もあるこのLifeBook WA3/Zには絶滅危惧となっている2.0mm以上のキーストロークという特長が残されました。

これだけのゆったりしたキーストロークを有しているノートパソコンは、LifeBook以外だとPanasonicのLet’s Noteの2.0mm、LenovoのThinkPadの1.8~2.0mmといったぐらいでしょう。

LifeBook WA3/Zの2.5mmは現行モデルの中では頭1つ抜けた存在で、まさにノートPC界の異端児と言ってもいいかと思います。

LifeBook WA3/Zのこだわりポイントは単にキーストロークだけではありません。

3段階押下圧キーボードと言って、キーの軽さを場所によって3段階に変えています。

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例えばスペースキーは力が入りやすい親指で押すので一番重いキーになっています。

ぼくも実際にさわってみましたが、打鍵感は期待以上に良かったです。
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剛性も高く、キーを打ったときのぐらつきは全くと言っていいぐらいありませんでした。

主要スペックもかなり高い

LifeBook WA3/Zは主要スペックもかなり高く、CPUはCore i7-6700HQを搭載しています。

このプロセッサーは、ゲーミングノートとかに使用されることもあるぐらいの高い性能があり、通常、ネットや動画鑑賞などに使うにはちょっともったいないぐらいです。

以下、主要スペックを抜き出すと

・CPU:Core i7-6700HQ
・メモリ:8GB
・ストレージ: HDD 500GB or 1TB、SSD 256GB or 512GB
・ディスプレイ:15.6型 フルHD(1920×1080)
・グラフィックス: Intel HD 530
・光学ドライブ:ブルーレイディスクドライブ
・サイズ、重さ:378×256×25.7~27.4mm、2.5kg
・バッテリー駆動時間:約4.5時間(JEITA 2.0)
・MS Office:オプションで付けることが可能

となります。

2016年5月モデルが143,700円~という価格になっています。

グラフィックスはIntel HD 530を搭載しており、一般的なノートPCのGPUよりも高性能です。これなら、軽めの3Dゲーム、動画編集などもギリギリこなせるはずです。

大画面のフルFD液晶でブルーレイディスクも付いているので、動画を観るにも適しています。
そしてストレージはSSDを選択可能です。というか、逆にこのスペックでSSDにしないなんてバランスが悪すぎます。

ゲーミングノートの中で安いと言われる価格帯が12~15万くらいなことを考えれば、LifeBook WA3/Zの値段も決して高くはないような気がします。

何より、前半で話した良質のキーボードが備わっています。

高性能すぎという弱点

LifeBook WA3/Zのキーボードはとてもいいです。

でも、ぶっちゃけCore i7-6700HQまでは必要なくてCore i5-6200Uぐらいで全然OK、それでストレージだけはSSDにしてほしいなあと個人的には思います。

それで値段も12万くらいに抑えてくれるとうれしいんですけどね。「ハイエンド」じゃなく「アッパーミドル」なんですよ、欲しいのは。

富士通の他のノートパソコンにそうした機種があればいいのですが、残念ながら今のところそれは無理です。

LifeBookシリーズの下の価格帯を見ると、キーボードは別物のタイプしかありません。それでCPUだけはお決まりのようにCore i7-6700HQ。

「ちが~う。そこじゃない!」感が半端ないです(苦笑)

LifeBook WA3/Zの惜しい点は、全部を高性能にしちゃったということでしょう。
いかにも日本の家電って感じがします。

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それも悪くはないんですが、他のメーカーとの価格で比較をすると、どうしても安い方へなびいてしまうんですよ。

キーストローク1.9mmのThinkPad E460はCore i5にSSDを付けて8万円台ですからね。

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海外メーカーですが、作りは頑丈ですので、よければ一考してみてください。

⇒ ThinkPad E460のスペック詳細

それでもLifeBookは国産メーカーという部分で、一定の訴求力を持っていることは確かです。

型落ちモデルを買うことで、少しは割安感が出ます。

⇒ 富士通オンラインストア LifeBook 型落ちモデル一覧

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