【レビュー】HP Spectre x2 12-c000はSurface Proを圧倒するコストパフォーマンス

HP Spectre x2は2017年7月発売の2-in-1

キーボードが分離するタイプのモデルで、タブレット本体は775gという軽さです。

キーボードが外れるタイプなので、どうしてもMicrosoftのSurface Pro(2017)が比較対象として挙がります。

結論から言うと、Spectre x2はコスパ面でSurface Proを圧倒します。

特に今は発売当初よりもだいぶ値下がりしているので、狙い目です。

Surface Proとの比較表

いきなりですが、Surface Proとの比較を表にしてみました。

表の右列は、Spectre x2が優れているとき+1、劣っているとき-1とした優劣ポイントです。

価格面での差も大きく、全体で6対3でSpectre x2に軍配が上がりました。

ただこの中には、ぼくの主観によるものも含まれていますのでそれについてもっと詳しく解説していこうと思います。

見た目、デザイン

Spectre x2はとてもかっこ良く、外で広げて自慢したくなるパソコンです。


またコンパクトなサイズなのでカフェの小さなテーブルでも邪魔になりません。

液晶ディスプレイは光沢タイプなのでやや写り込みがありますが、とても明るく高精細です。

そして視野角も広いです。

ただタブレット本体はあまり持ちやすくありません。

またスタンドを出すのにけっこう手間取ります。

扱いやすさではSurfaceの方が上かなという気がします。

レビュー機のスペック

・CPU:Core i5-7260U
・メモリ:8GB
・ストレージ: SSD 512GB PCIe
・ディスプレイ:12.3型 3K(3000×2000)タッチ対応
・USBポート:USB typeC x2
・インターフェイス:microSDカード、ヘッドフォンジャック
・重さ:1.14kg(タブレット本体は775g)

レビュー機はCore i5、SSD512GBのモデルです。

Core i5の場合、SSDの容量は256GBが一般的ですが、本機は512GBのSSDを搭載可能です。

またCore i5-7260Uも普通の「Core i5」よりはパワーアップしたプロセッサーで、Cinebench R15 (Multi-Core)のベンチマークスコアによると、

Core i5-7200U: 334
Core i5-7260U: 362
Core i7-7500U: 376

ご覧のとおりCore i7に近い数値が出ています。

価格は15.4万(税込、送料込)となっています。

Core i7モデルは自動的にメモリ16GB、SSD1TBとなるため、価格も19.4万と高くなってしまいます。

そうなると、構成バランスと価格面からレビュー機の構成がベストチョイスだと思います。

インターフェイス(拡張性)

USBポートは、USB-Cが2つ。1つは電源端子として使用するので、電源につなげた状態下では空いてるUSBポートは1つのみです。

USB-CからUSB-Aへの変換アダプターが同梱されているので、とりあえずUSBメモリの使用に困ることはありませんが、長期の運用で考えた場合もっと本格的なマルチアダプターを買う必要が出てきそうです。

つまり、上の画像のようなやつを買って、そこでUSBメモリやSDカードなどを挿すような形です。

SSD

内蔵されているSSDはSamsungのPM961

PCIe接続の高速SSDとして高い評価を受けているSSDです。

ベンチマークをとると以下のとおり。

シーケンシャルリードは3000MB/s超えです。4Kリード、ライトも良好です。

電源をオンしてからデスクトップが表示されるまでにかかった時間は約9.5秒でした。

SATAのSSDだと12秒~15秒くらいかかります。やはり10秒を切るのは、PCIe接続のSSDならではという気がします。

試しに高負荷の画像処理にかかる時間を測定したところ、約49秒かかりました。同条件をCore i5-6200U、SSD256GB、Intel HD520というスペックで実行すると約61秒でした。

画像処理に関しては、期待したほどの差はつきませんでしたが、それでも20%近くの時間短縮です。

ちなみにSurface ProにはSamsung PM971が搭載されています。


シーケンシャルリードは1600MB/s、電源オンからデスクトップ表示までのタイムは14.8秒

SSDの性能に関してはベンチマーク、実測ともにSpectre x2が圧倒しています。

キーボード、タッチパッド

キーピッチは18.7mm、キートラベル(深さ)は1.5mmです。

タイプしたときのフィードバックがきちんと効いていて、打鍵感はまずまずです。

キーボードは床からやや浮かせて使うか(画像A)、床につけて使うか(画像B)の2通りがありますが、ぼくのおすすめは前者です。

Surfaceでこのやり方をするとキーボードのグラつきが大きかったのですが、Spectre x2はほとんどグラつきがなく、とても良い安定感でした。このキーボードなら長文を書いたりするのも耐えられるはずです。

キーボード分離型の中ではトップクラスと言っていいでしょう。

タッチパッドもまずまずの使いやすさです。面積は120 x 55mm、クラムシェル型ノートに比べるとやや狭いのですが、クリック音は比較的静かです。

ペンの書き心地

ペンの書き心地や、ちょっと硬め。ガラス面とコツコツと当たっている感じがあり、繊細な動きには不向きかなと思いました。

この点はSurface Proが上です。Surface Proのペンは独特の粘りがあり、毛筆に近い感触です。

総合評価、Surfaceとの比較

・デザイン ☆☆☆☆
・キーボード、タッチパッド ☆☆☆☆
・ディスプレイ ☆☆☆☆
・SSD ☆☆☆☆☆
・インターフェイス ☆☆☆☆
・バッテリー ☆☆☆
・コスパ ☆☆☆☆

ほぼ弱点のない評価となりました。

唯一気になるのが、バッテリーの駆動時間でしょうか。

これがライバルよりもやや短いかなという印象。公称値で8時間ですが、動画を観たりするともっと短くなるはずですので、もしバッテリー性能にこだわるなら、Surface Proがおすすめです。

とは言え、Spectre x2は元々とても明るいディスプレイなので、少し明るさを下げて使用すれば、駆動時間もだいぶ伸びるはずです。

特筆すべきはキーボードやタッチパッドの質がとても良い点。
そして高性能なSSDを搭載している点です。

発売当初はちょっと値段が高すぎるかな~と思っていたSpecre x2ですが、ここにきて値下げされ、だいぶお手頃感で出てきました。

おすすめのCore i5モデルが15.4万円(税込、送料込)

オフィスを付けても17.7万です。

対するSurface Proはオフィスが付いてきて19.2万します。Surfaceはタブレット本体は普通の値段なのですが、キーボードやペンを買うと最終的な値段が高額になってしまうのがネックです。

価格は時期によって変動しますが、少なくとも現状ではSpectre x2の方がお買い得だと思います。

⇒ HP公式オンラインストア Spectre x2
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