ぼくが初めてSSDの速さを体験したのは今から4年前の2012年。ThinkPad X220を買ったときにSSD内蔵モデルにしたのが初めてです。
買ったばかりのパソコンは起動が速いですが、それでもSSDの起動の速さにはびっくりしました。
容量はたった128GBのSSDでしたが、かなり高価だったのを覚えています。今は5000円くらいですかね?当時は2万以上した記憶があります。
でもその速さを見れば納得の金額でした。
搭載されていたのはSamsung 830シリーズでした。
このSamsung 830シリーズは当時、MCXと呼ばれる独自のコントローラが特徴で、長期の使用でもスピードが劣化しないという話でした。実際いまもThinkPad X220は現役で、通常の作業ならサクサク動きます。
2012年から買ってから2015年の年末に新しいマシンにデータを移行するまで、3年間ガンガン使いまくり、メインPCとして活躍してくれました。
途中で当然容量が足らなくなり、使わないファイルはこまめに消しながら使ったので、SSDへの総書き込み量もかなりいったと思います。
2016年現在、Samsung 830のパフォーマンスはどのくらい劣化しているのか?
CrystalDiskMarkでベンチマークをとってみました。
どれくらい劣化しているか?と言いながら使い始めのときのベンチマークはとっていないので比較はできません。ただこの数値は現在の一般的なSSD(SATA)と比較してもそんなに悪い数値ではありませんね。
これをみて正直驚きました。
やっぱり良いSSDを買っておけば、こうして3、4年経っても色褪せることはないってことです。
2016年に購入したThinkPad E460では+7,500円で192GBのSSDを搭載可能でした。そのSSDは同じSamsung製のSSDでしたが、CM871シリーズという廉価版のTLCタイプです。
こちらもベンチマークをとってみました。
むしろこっちの方が、ベンチマークは悪い結果となりました。
2つのSSDを実際に使っていて差を感じることはありませんが、逆に言うと2012年に買ったパソコンと2015年に買ったパソコンがCPUやグラフィック性能を除けばほぼ対等に使えるということはすごいことだと思います。
新旧2つのSSDをまとめると、
Samsung CM871(新しい方)
・192GB
・2015年に7,500円で
・TLCタイプ
Samsung 830(古い方)
・128GB
・2012年に2万円以上した
・MLCタイプ
・4年経ってもスピードが劣化しない
・2015年に買ったThinkPadのCM871よりもベンチマークは上
という感じ。
この経験もあってぼくはSSDにお金をかける派です。
結局SamsungのCM871もより高価なSSD、SandsikのExtreme Proに換装しました。
SanDisk SSD Extreme PRO 240GB
このSSDはなんと10年保証なんですよ。
普通、こういうパソコン関連の保証って1年、良くて3年って感じですから10年というのは長すぎて逆にピンときませんね(笑)
最近はSSDがかなり値下がりしてきてますが、劣化の激しいものもあるみたいなので少し高くても品質がしっかりしたものを選んでおいた方がいいでしょう。
あなたも数年後ぼくと同じように思うはずです。