【レビュー】ThinkPad T470sはSSDの選択に注意しろ。ThinkPad歴11年のぼくならこうする。

ThinkPad T470sは2017年2月発売、14型1.32kgのモバイルノートです。

素晴らしいキーボードと豊富なインターフェイスを兼ね備えた数少ないノートパソコンの1つですので、買うかどうかで迷ってる人はこの記事を読んでぜひ前向きに検討してみてください。

ThinkPadのTシリーズは先代のT460sから劇的に軽量化されて、一気に魅力度もアップしました。T470sはその長所をちゃんと踏襲しつつ、LTE対応などさらなる進化を遂げることに成功しています。

王道のThinkPad X270(12.5型)が1.43kgという重さ。つまりT470sの方が0.1kg以上軽いのです。

スペック概要

・CPU:第7世代Intel Core iシリーズ(最高Core i7-7600U)
・メモリ:8GB(最大24GB)
・グラフィックス:Intel HD 620
・ストレージ:SSD 128GB SATA、256GB(最大1TB) PCIe
・ディスプレイ:14型 FHD(1920×1080)、WQHD(2560×1440)
・インターフェイス:USB3.1タイプC x1、USB3.0 x3、HDMI、LANポート、SDカード
・サイズ、重さ:約 331×226.8×16.9-18.8mm、1.32kg
・LTE対応:あり

LTE対応ということでSIMカードを挿入すればネットにつながるようになりました。

wifi環境がない所でもネットにつながるのはとても便利ですから、これは大きな選択肢が増えたということを意味します。

一方でT460sのときにあったdGPU(外部GPU)の選択肢はなくなりました。それでもカスタマイズの自由度は非常に高いです。

その中でもSSDの種類と容量は一番注意を払いたいポイントです。

SSDについて

ThinkPad T470sにはPCIe接続の高速SSDを搭載可能です。

容量は256GB、512GB、1TBと用意されています。これとは別に128GBのSATA接続のSSDも用意されていますが、こちらはあまりおすすめではありません。購入後に自分で用意したSSDと換装するなら別ですが、それ以外ならできるだけ256GB以上のPCIeを選びましょう。

1TBのSSDが最強

その中でもおすすめは1TBの容量のSSDです。

1TBのSSDはSamsungのPM961シリーズが採用されています。


こいつがかなり速いらしいのです。

当初ぼくはこのPM961の性能に懐疑的でした。

SSDに詳しい人なら知っていると思いますが、2016年のノートPC内蔵SSDで最速レベルだったのがSamsung SM951シリーズでした。(PMじゃなくてSMです)

そしてその下にPM951シリーズがあり、SM951とPM951の差は無視できないほど大きかったのです。

ベンチマークをとるとPM951はこんな感じ。

一方、最速と言われていたSM951だとこんな感じ。

PM951の方は、

(1) シーケンシャルライトが遅い。
(2) 4KランダムアクセスはSATAのSSDとあまり変わらない。

とベンチマーク上の数値はイマイチでした。

そんなPM951の後継であるPM961。その性能に疑いの目を向けるのはベンチ厨のぼくなら当然のことでした。

ところが幸いにもPM961はかなり性能アップしているようです。

いくつかのレビューサイトに上がっていた報告を読むと、PM951のときに見られた上記(1)、(2)の欠点が解消されているのです。

それならば問題なしです。

まとめると以下のようになります。

PM951: 性能は1ランク下
SM951: マジで速い(T460sに内蔵されていた)

PM961: SM951と同じくらい速い(T470sに内蔵)
SM961: PM961よりも少し速い

本当は最上位のSM961が搭載されていれば文句なしだったのですが、PM961もそれとほぼ同じくらいの性能だと聞いて安心しました。容量が1TBのものはこのSamsung PM961なのでかなり速いと思います。

256GB、512GBはどうか?

1TBのSSDにするとかなり高額になるのがネックです。

それならば安い256GBや512GBでもいいんじゃないか?と思われるかもしれません。

しかし、256GBや512GBはSamsungのPM961ではない可能性があります。レノボの担当に聞いたところ、明言は避けていましたがそのようなことを匂わせていました。もし512GBもPM961なら価格が安すぎですからね。

まあもしPM961じゃなくても、多くの人には些細な問題だと思いますが、一応気にする人もいるので情報としてここにあげておきます。

最速SSDのこだわるなら1TBにするか、あるいは先代のT460sにするという手もあります。
T460sは256GBでもSamsungのSM951(PM961相当)を搭載しています。

参考 ⇒ 【レビュー】ThinkPad T460sを1週間使ってみたけどマジでいい!(その1)

豊富なインターフェイス

T470sは豊富なインターフェイスが装備されています。
個人的に一番うれしいポイントはSDカードリーダーが付いてる点です。

さらに今回からThunderbolt3ポートが付きました。これは電源端子にもなり、かつUSBポートにもなる新規格のポートで、データの転送速度はUSB3.0の8倍なんです。すごいですね。

そんな新しい規格を追従しながらも古いポートも保持しています。有線LANポートなんて、いまやモバイルノート界では絶滅危惧種ですけど、T470sではちゃんと残っています。

USB3.0も3つ付いています。

1.32kgのモバイルノートでこれぐらい豊富なインターフェイスを装備しているのは稀です。

インターフェイスの充実度はT470sの最大の長所と言っていいかと思います。

キーボード

入力デバイス(キーボードとクリックボタン)は素晴らしい出来です。これは先代のT460sから変わっていません。

ThinkPad X1 Carbon(2017)はクリックボタンの機構に大きな変更がありました。クリックボタンのストローク(深さ)が浅くなってしまい、クリック感が悪くなりました。

T470sは以前のまま。
クリックボタンやキーボードの打ち心地も良いです。

キーピッチは19mm、キーストロークは1.9~2.0mmです。
微妙な差なのですが、打鍵感は2017年発売のThinkPadシリーズの中で一番でしょう。

X270やX1 Carbonなどは少し浅めで1.8mmとなっています。

おすすめのカスタマイズ例

SSDについて長々と書いたので、かなり偏ったレビューになってしまいました。

結局おすすめのカスタマイズはどうなるの?ということで、2つほど例を出してみたいと思います。

(1)ハイスペック仕様

・Core i7-7600U
・メモリ 12GB
・フルHD(タッチ非対応)
・SSD 1TB PCIe

231,185円(税込、送料込)

1つ目は、CPUとSSDを最上位のモデルにしたハイスペック仕様です。上で述べたようにSSDはPM961搭載が確認されている1TBにしました。これにより、お値段もグーンと上がって23万円。

LTE対応にしたい場合はさらに+1.8万円かかります。

最速のSSDを求めるならこの構成がおすすめです。

(2)ミドルスペック仕様

・Core i5-7200U
・メモリ 8GB
・フルHD(タッチ非対応)
・SSD 256GB PCIe

142,204円(税込、送料込)

最初のハイスペック仕様はさすがに高すぎるよという人には、このミドルスペック仕様がおすすめです。Core i5でも通常の作業は快適にこなせますし、SSDも最速にこだわらなければ256GBで十分でしょう。

価格は14万円台とかなり安くなりました。T470sが持つポテンシャルから言えば、少なくともこの例示したミドルスペックのレベルぐらいは確保したいところです。

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