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【レビュー】ThinkPad X260。発売5か月後だからこそわかる長所と短所

ThinkPad X260は2016年1月に発売された12.5型のノートPCです。一言で言うならThinkPadの王道です。ただしそこには保守的な意味も含まれています。

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スペック概要

CPU: Core i3 ~ i7(最高Core i7-6600U)
メモリ:4GB(最大16GBまで)
ストレージ: HDD、SSHD、SSD192,256,512GB
ディスプレイ:12.5インチ HD、HD+IPS、FHD+IPS
グラフィックス: Intel HD 520
サイズ、重さ:305.5×208.5×20.3mm 1.43kg

非常に安心感のあるスペックです。最も安い構成だとCore i3 + HDD500GBで90,812円(税込、送料込)という価格です。

X260のコンパクトさ

まず注意したいのはX260は重さが1.43kgと微妙に重いパソコンであるということです。ただ、本体の底面積は狭くA4用紙とほぼ同じなので、持ち運びが苦になるレベルではありません。むしろ電車の中、飛行機の座席など限られたスペースではこのX260のコンパクトさが生きるシーンが多いはずです。

例えば1.18kgのThinkPad X1 Carbonは14インチなので、軽い反面、場所をとるというデメリットがあります。都内の電車に座って14インチのパソコンをヒザの上で広がるのは、隣の人や前に立っている人の邪魔になるのでちょっと厳しいですが、X260ならよほど混雑していない限り大丈夫です。またThinkPad X1 TabletもX260より軽くしかも12インチのディスプレイですが、キーボードを装着するとけっこう場所をとります。

キーボードが打てる状態での取り回しの良さで言えば、X260が一番なのです。

LANポートとフルサイズSDカードスロット

LANポートとフルサイズSDカードスロットが付いています。最近の薄型モデルではこの2つは削られるが普通です。確かに必要ない人も多いかもしれませんが、あるとうれしい人も多いことでしょう。

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例えば地方のビジネスホテルなどでは、有線LANしかないホテルも多いです。そんなときにLANポートがないとちょっと不便ですよね。もちろんイーサネットアダプタを買えば対応できますが、それを出張のたびに毎回忘れずにバッグに入れるのはけっこう面倒だと思います。

SDカードも同じです。デジカメで撮った写真のRAWデータをパソコンに転送したい人にとってwifiで一気に大量のデータを転送するにはそのスピードが不満です。X260はSDカードスロットが付いているので平均的なSDカードさえあれば、大量のデータでも素早くパソコンに取り込むことが可能です。

SSDの選択

SSDにすると少し高くなりますが、HDDにするよりはSSDにした方が絶対いいと思います(自分で換装する場合を除く)。SSDはできれば容量256GB以上のものを選びましょう。192GBのSSDはSamsungのCM871シリーズで平均的なSSDのデータ転送速度より遅いです。256GBのSSDはSamsungのPM871シリーズでこちらは平均的なSATAのSSDです。

X260は当初PCIe接続のSSDが搭載可能ということでしたが、その対応はかなり遅れています。もし対応したとしてもT460sやX1 Carbonに搭載できるPCIe SSDよりは遅くなる可能性が高いのでこれについてはあまり期待しない方が良いでしょう。

液晶ディスプレイはIPSタイプにしよう

ディスプレイは3タイプ選べます。
1.HD (1366×768)
2.HD + IPS (1366×768)
3.FHD + IPS(1920×1080)

この中で1のHDだけは輝度が200nitsと低く、低コントラストなタイプのディスプレイなので、あまりおすすめはしません。少なくとも2のHD+IPSにしておきましょう。

FHDにすべきかどうかは意見が分かれるところです。12.5インチのディスプレイに1920×1080の解像度は不要だと言う人もいます。画面がきれいになる反面、ネット上の文字が小さくなるというデメリットもあるからです。

ゲーム用として使えるか?

ご存知のようにゲーム用のパソコンで大切なのはグラフィック性能です。X260のグラフィック性能はノートパソコンとしては「並」。可もなく不可もなしといったレベルですから、大きな期待はできません。

もし本格的にゲームを楽しみたいなら、やはりゲーミングPCを買うことをおすすめします。ちなみに「FINAL FANTASY XIV 蒼天のイシュガルド」や「ドラクエ10」など軽めのゲームならX260でも十分プレイ可能です。

キーボード

ThinkPadのキーボードですからどうしても求める水準は高くなります。X260のキーピッチ(キーの間隔)は18.5mm、キートラベル(キーの深さ)は1.8mmです。X220やX230の時代と比べるとキーボードの質はかなり落ちていると言わざるを得ません。

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ただそんな中でも1.8mmのキートラベルを確保して最低限の水準はクリアしているかなと思います。微妙な差ですがT460sは1.9mmで、打鍵感でも少し上です。伝統のあるXシリーズですから、これ以上、キートラベルを削ってほしくないなあと願っています。

キーの大きさは他の14インチのThinkPadよりも小さいですが、逆に女性には好評みたいです。また男性でも慣れれば全く気にならないという声が多いのでキーの大きさについてはそこまで気にしなくて大丈夫でしょう。

キーボードはバックライトの「あり/なし」を選べます。+1080円で「あり」にできます。バックライトは暗いところでキーを打つときに非常に役立ちます。

ThinkPadの売れ筋ナンバー1

X260はThinkPadの売れ筋ナンバー1です。他にもX1 YogaやX1 Tabletなど魅力的な機種がいくつもありますが、一番人気はやはり王道のX260なのです。

なぜ1.43kgと微妙な重さのノートパソコンが他の軽い機種よりも人気なのか?

その理由は1つはX260のコスパの良さでしょう。そして12.5型というサイズ。レノボは14型に力を入れており世界的に見れば確かに14型が売れているみたいです。しかし、日本で売れるのは12.5型です。さらにこれまでXシリーズを使ってきた人が次もXシリーズということで安心感のあるX260を選んでいるということも挙げられます。

実際の見た目、使いやすさ

天板は指紋が付きにくく、とても手触りが良い素材です。
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同じThinkpadでもT460sはやや指紋が付きやすい素材で、微妙に差があります。

人差し指をトラックポイントに乗せたところです。

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ThinkPad使いなら、この感触、使いやすさ、わかりますよね?(笑)

トラックポイントは従来通りです。
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T460sやX1 Carbonなどはロープロファイルと言われる高さの低いキャップを使用していて、X260のそれとはちょっと違います。これまで通りという意味ではX260のトラックポイントが最もしっくりくるはずです。

おすすめのモデル

結論から言うと、ケチって安いモデルを選ぶのは得策ではありません。少なくともCore i5以上でSSD256GBを搭載したいところです。

Core i5-6200U、メモリ8GB、SSD256GB、IPS液晶という構成にすると、12万円前後です。価格はセール期間などで多少上下しますが、だいたいこのぐらいです。

同じ構成のX1 Carbon(2016)よりも3万円も安くなります。
同じ構成のX1 Yogaよりも4万円安くなります。
同じ構成のT460sとほぼ同じ値段になります。

Core i5 + SSD256GBあれば、相当パソコンを使い込む人でも満足できるだけの性能を有しています。メインPCでかつ持ち運びも可能なX260はコスパも良く、安心しておすすめできる一台と言えます。

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