タウンワークの将棋のCMで出てくる局面は、羽生さんの実戦譜だった!

「バイトするならタウンワーク」でお馴染みのタウンワーク。
ダウンタウン松本が出演している新しいCMは将棋の解説者役ですね。

このCMで使われている局面と、松本が示す手順は、将棋の有段者から見ても理にかなっているので、「これはモデルとなった実戦譜があるな」と直感しました。

調べてみると、案の定そうでした。
しかも先手久保利明 vs. 後手羽生善治という一流のプロ同士の対局でした。

CMは先手が47飛と寄ったところの場面で、
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以下33角、45金という手順が示されています。

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図1 45金まで

ここからぼくの読みは45同歩、44歩、同金、同角、45飛と進む展開を予想しました。

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なんとなく穴熊の先手が良さそうなのですが、実はここで後手から強烈な一手があります。

それは17銀と打ち込む手です。

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これで先手の穴熊は完全に崩壊。しかも17銀は詰めろになっているので、先手は角を取ることはできません。

こうなると後手が勝勢です。

よく見ると先手は16歩と端に拠点を作られているのが大きいことに気付くはずです。

実戦では図1の45金のときに、すぐに後手(羽生)は17銀と打ちました。

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すごい一手です。
一旦45歩と取るのは「ぬるい」という判断なのでしょうか。

このまま羽生さん優勢で終盤へ。

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最後ここから羽生さんは相手を一気に詰ましにかかります。

35角以下の25手詰。鮮やかな即詰でした。

しかも最後、手持ちの一歩までちゃんと使い切るというピッタリの詰みでした。
勝ち将棋、鬼のごとし」とはこういうことを言うのでしょう。

初手からの棋譜を再生できます↓

(棋譜を見やすい将棋盤で表示するために,Fireworks さんが作成されたアニメーション付棋譜再現プレーヤー 「フラ盤」を使用させていただいています.)

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