【PR】【アフィリエイト広告】

藤井聡太四段の終盤力が凄いらしい。深浦戦の感想戦でも読みの深さで圧倒

中学生プロ棋士藤井聡太四段が深浦九段に勝利したニュースは、すでにYahooトップでも取り上げられたので知ってる人も多いことでしょう。

ぼくが藤井四段の棋譜を見たのは、これで2局目。1局目は羽生さんとの対局でした。

どちらも終盤の力がすごいなあと思いました。

まあ、でもこれぐらいの年齢って、ホント手の見え方が違うんですよね。

終盤の瞬間的なひらめきで言えば、15~20歳くらいがピークじゃないかと思います。

ぼく自身が子供の頃、プロを目指していたのでよくわかります。
NHK杯に出てくる高齢のプロを見ていても、「おじいちゃん、弱いな~」ってちょっとバカにしてましたから。

当時ぼくは奨励会にも入れないレベルの少年でしたが、

1.短い持ち時間の将棋
2.終盤戦

の2つの条件だけで言えば、ロートルのプロ棋士よりも強い自信はありました。

当時のぼくですら、そうなのですから、14歳とは言え奨励会の卒業してプロ四段になった藤井さんなら、中堅クラスの棋士より強いはずです。短い持ち時間の将棋ならトッププロを負かすことだってあるでしょう。

実際今回の深浦九段は、順位戦A級のまさしくトッププロ。そんな深浦九段を相手に、終盤まで互角のまま進み、最後は秒読みの中、得意の終盤力で接戦を制しました。

対局が終わった後に行われる感想戦でも、藤井四段は読みの深さを披露していました。

◆変化図1

上図は、変化図の89玉と逃げた局面。

98と、79玉となると打歩詰めになって、先手の玉は詰まないかと思いきや、

98と、79玉、89と、同玉、99香成!、79玉、78歩、88玉、98成香までの即詰があると藤井四段が指摘。

途中98香成じゃなくて99に成るのが打歩詰めを回避する好手順です。

◆変化図2

ここから78飛成、同玉、68桂左成、同角、同桂成、同玉、57角!

最後の57角で「一本!」
深浦九段、解説の橋本崇載八段が「なるほどぉ~」とうなる一手でした。

さて、短い時間の将棋は強いことはもう十分すぎるほど証明されました。

これからの藤井四段は、持ち時間の長い将棋でどのくらい勝てるか? そこが勝負になってくるでしょう。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする