サッカーEURO2016、ドイツ-イタリア戦の感想

事実上の決勝戦と言われたこの対戦がベスト8で実現しました。試合はご存知のようにドイツがPK戦を6-5で制し、公式戦でイタリアに初めて勝利しました。

意外にも今まで公式戦でイタリアに勝ったことなかったんですね、ドイツは。

しかしイタリアの守備は堅かったです。ミュラー、エジル、クロースなどタレントの揃ったドイツが完全の攻めあぐねていましたからね。

そんな中でこの試合唯一流れの中での得点シーンが後半20分に現れます。サイドに流れたマリオゴメスがキープ。駆け上がってきたヨナス・ヘクターへのスルーパスが効きました。

このエリア。サイドバックがオーバーラップしてくるエリアより1つ内に入ったエリアをうまく使えると得点に結びつく確率が高まります。

この後、中央へ折り返したところをエジルが詰めて先制。ドイツが1-0とリードしました。

ところ後半31分、イタリアのセットプレー。ボアテングの意味不明のバンザイハンドで痛恨のPKを献上してしまいます。

ボアテングいわく、ファールじゃない(=手で押していない)ことをアピールしたらしいのですが、結果それでファールを取られるという皮肉な結末に。

ボヌッチがPKを決めてイタリア同点。このまま試合は90分で決着がつかず延長戦に。さらに延長戦でも決着がつかずPK戦へもつれこみました。

このPK戦がいろいろドラマがあっておもしろかったです。ドイツのGKノイアーとイタリアのGKブッフォンの新旧ナンバー1キーパーの対決でした。

イタリアが先に失敗するも、ドイツが2本目3本目とミュラー、エジルが立て続けに失敗してイタリアがリード。このときはやっぱりドイツは勝てないのかと思いました。しかしイタリアも4本目5本目を失敗して再びドイツ有利に。5本目のドイツのキッカーは主将のシュバインシュタイガー。これを決めれば勝ちという状況。

出てきたシュバインシュタイガーの顔を見たとき、ビックリしました。

いや、泣いてる?w

もう「外しオーラ全開」なんですよ(笑)

繰り返しますが、これまだ蹴っていないときの顔ですw

笑ってはいけないんですが、あれぐらい一流の選手でもビビる舞台。そしてキーパーの存在感がすごかったということなんでしょう。

実際シュバインシュタイガーは、ふかして大失敗。ちょっと古い話になりますが1994年のアメリカW杯決勝のバッジョの外し方に似てました。シュバインシュタイガーは11-12シーズンのチャンピオンズリーグ決勝でもPKを失敗していますからその苦い記憶も影響したのかもしれません。

外した後に泣き崩れるシュバインシュタイガー。

やっぱりドイツはイタリアに勝てないのか・・再びそう思った瞬間でした。

話を戻します。
シュバインシュタイガーが決めきれずサドンデスに突入したPK戦。8人目のドイツのキッカーはボアテング。イタリアにPKを献上したボアテングです。これでもし外したら完全に戦犯になっちゃうな~と思いながら見てました。しかしこれはきっちり決めてサドンデス続行。ドイツサポーターをホッと胸をなでおろしたことでしょう。

9人目にイタリアはダルミアンが失敗し、その裏にドイツが先制点の立役者となったヘクターが成功。こうして稀に見る死闘に終止符が打たれたのでした。

試合後、互いに健闘を称えあうブッフォンとノイアー。

ドイツがあれだけ外しても勝てたのはノイアーのお陰もあると思います。ノイアーは9本中2本のストップでしたが、相手がプレッシャーに負けて自滅したようなキックもありましたからね。

あとノイアーはPKをストップしても喜びをあらわにしないんですよ。すくっと立ち上がって前を見る姿がクールすぎます。まるで止めて当然と言わんばかり。アイスマン、ノイアーに改めて感銘を受けた試合でもありました。

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