軽い一眼レフ(ミラーレスでもいい)が欲しいなあと思ってるぼくですが、検索してひっかかったCanon EOS Kiss X7はある理由で見送りとなりました。
今日はそれについて書いてみようと思います。
価格.comで「デジタル一眼」カテゴリーをのぞいてみると、売り上げの1位はCanon EOS Kiss X7でした。
2013年に発売されたモデルですが、ボディの重さが370gと一眼レフとしては非常に軽く、また価格もレンズキット付きで4万円台とお求めやすいのが人気の理由です。
ぼくもパッと見、欲しくなりましたが、調べてみると背面液晶が動かないタイプということが判明。
つまり自撮りやローアングルは厳しいということです。
(注)ローアングルの本来の意味は、被写体を見上げる構図のことで、必ずしもカメラが地面に近い位置になくてもいいのですが、ここではローアングル=カメラの位置が地面に近いという意味で使ってます。
いま使ってるSony α5000は上の画像のように背面液晶がチルトして真上に向けることが可能です。最初は「ふ~ん、だから?」って感じでしたが、使ってみるとこれが非常に便利だということがわかりました。
もしEOS Kiss X7でを地面すれすれの位置で撮ろうと思ったら、カンで撮るか、あるいは自分も寝転がるしかありません。室内なら寝転ぶのもありですが、屋外、特に雨が降ってたり地面が汚れてたりするとほぼ無理です。
そもそもそんな面倒なことはやりたくないと思って、ローアングルの選択肢を最初から排除してしまうことになるでしょう。それはカメラを楽しむ上でとても大きなロスだとぼくは思います。
「ローアングルなんてそんなに頻度多くないでしょ?」と思うかもしれません。しかしローアングルはカメラの構図作りで重要なポイントです。写真の撮り方、スタイルにも依りますが、風景、人物、犬猫など多くの場面で活用できます。
こういう写真を撮るときは、背面液晶がチルトして真上を向いてくれると助かります。
六本木ヒルズの森タワーを撮った写真。
これなんかは、地面にミニ三脚を置いてそこにカメラを固定。レンズはほぼ真上を向いています。つまり背面液晶は180度回転させて自撮りするような角度にして撮っています。
ちょっとエラそーなことを言わせてもらうと、カメラは何を撮るかよりもどう撮るかが楽しいものです。そしてその方法の1つが、構図作りだと思っています。
いや、ファインダーをのぞいて撮る写真も楽しいのはわかりますが、いつもそれだけだと同じような写真ばっかりになってしまいます。
ぼくは、構図作りの面白さに気付いてしまったので、いつも普通に立った状態でファインダーをのぞいてシャッターを切るだけじゃあ不満なんですよね。
何もない郊外の量販店の駐車場もほら、いい感じになりますよ。
背面液晶がチルトもしくはバリアングルであれば、こういう撮り方だってできるわけです。
地面すれすれじゃなくても、ミニ三脚に固定して撮る場合も背面液晶が動いてくれないと困りますし、ちょっと中腰になるような高さでも可動式液晶は役に立ちます。
こうしてKiss X7は「背面液晶が動かない」というたった1つの理由で残念ながら候補から外れました。
同じCanonの上位機種にKiss X7iというのがあってそれは液晶が動くタイプなのですが、重さが525gとかなり重くなるのがネックです。
370gが一気に525gです。
せめて400g台であればまだ許せたのですが、500gオーバーとなるとちょっと重すぎです。今使ってるSony α5000が210gとめちゃくちゃ軽いので、余計にそう感じます。
Kiss X7は背面液晶が固定なのでダメ。
Kiss X7iは重い。
どちらも価格.comのレビュー評価は高いのですが、ぼくの希望に合致しません。
結局今はSonyのミラーレス、NEX-7に気持ちが固まりつつあります。
ボディの重さは291g、可動式液晶で価格も安いのでぼくの希望に合いそうです。
ちなみにアマゾンだとこの価格です。
⇒SONY ミラーレス一眼 NEX-7