天鳳はめっきり打数が減ってしまい、このまま万年特上民になりそうな雰囲気が出てきたので、再度自分の中のモチベーションを上げる意味をこめて「ウザク本2」を買ってみました。
本の正式タイトルは【麻雀定石 「何切る」301選】
いわゆる「何切る?問題」の集大成と言えるような本で、前作「ウザク本1」がマニアックすぎるという評価なのに対し、今回は実戦に役立つ問題が多いと評判です。
そもそもぼくは平面的な「何切る問題」があまり好きではなく、麻雀戦術本としては福地さんの「押し引き本」の方が役に立つかなという印象を持ってました。
しかし、実際にこの「ウザク本」を買って読んでみると、けっこう役に立ちます。
有名な2ヘッド理論、イ―シャンテンピーク理論などもわかりやすく解説してくれています。
この辺の話を聞いたことがないという人にはかなり難しい問題集だと思いますが、逆に言うとそれだけ優良な問題がそろっています。
ぼくみたいな特上民で、上記の理論は一応知ってるけど・・みたいな人も応用問題となると一気に正答率が下がるのではないかと思います。
あと、自分が苦手とする形をチェックできるのが良いです。
いくつか例をみてみます。
赤5sをツモってきたところ。
ぼくはこのイーペーコーが見える形、苦手です。よく考えればわかるのですが、考慮時間の短い実戦では打3sとしてしまいそう。
その方が形がわかりやすいんですよね。
でも正解は「打5s(黒)」
もしツモが赤じゃない5sだったら、3pもあり。いずによせ3s打つよりも3枚ほど受け入れ枚数が多いです。
うーん、やばい。
薄々気付いてはいましたが、けっこう基本レベルで躓きます。
別の例。
正解は出せるのですが、形を知っておくことの大切さ。
ピンズの形がウイング8枚形と言われる形で、次に1p、4p、3p、6p、5p、8pどれを引いても3pか6pがヘッドになる形なんですね。
これ、初めて知りました。こういうのって初心者が3面チャンの形を初めて知るように、形を覚える、インプットする、というのがとても重要です。
知っておけば、手牌をずっと見て「ええっとこれがヘッドで・・」とか迷うことなく、他のことにリソースを使うことができますからね。
とこんな感じで「ウザク本2」けっこうおすすめです。
ぼくからしたら、この本がこの価格というのが信じられないくらい
⇒ 麻雀 定石「何切る」301選