Amazonでタイムセールをよくやってますが、まず以下の3点を注意しておきましょう。
- 本当に安いときと、そうでもないときがある
- 買うべきメーカーとそうでないメーカーがある
- オフィス付きの激安PCには手を出すな!
相場をざっくり知っておこう
Amazonに2万円OFFと書いてあったから、そんな理由だけで買うのは危険です。本当にそのパソコンが安いのかどうか、相場と照らし合わせてみてください。
Windows機では
・5万円台 安くて性能もいいPCの限界
・6万円台 DELLやLenovoでRyzen 5搭載の最新モデルが買える
・8万円台 Office付きならこのくらいの価格
というのがざっくりとした相場です。
機種によってはメーカー公式ストアで買う方が安い場合もあります。Amazonはクリック1つで簡単に注文できるので便利ですが、それで数千円分も損することは普通にあります。パソコンは5万とか下手すると10万とか高額なものですから買うときは慎重に選びましょう。
買いたい商品が見つかったら、必ずその商品名で検索してメーカー直販価格や過去にAmazonでどのくらいで売られていたかをチェックしてみましょう。
知ってる人が多いと思いますが、Amazonでの過去の販売価格はkeepaでチェックできます。
繰り返しますが、たったそのひと手間を惜しむと数千円損します。
メーカーを絞ろう
◆狙いたいメーカー、機種
・DELL Inspiron
・ASUS
・Microsoft Surface
◆素直に直販で買った方がいいメーカー
・Lenovo
・HP
◆あまりおすすめしない
・富士通、その他
後述しますが、ここ2年くらいはDELL InspironがAmazonセールの目玉商品です。
LenovoやHPは直販の方が安い場合が多いです。
ただ例外もあってそれはChromebookとオフィス付きのモデルです。
LenovoやHPはAmazonで売れそうなモデルだけ安く売るという販売戦略をとっています。
富士通はLIFEBOOK AHシリーズをよく見かけますが、この機種はCPUとディスプレイがDELLよりも1ランク下です。基準となる性能を満たしていないのでおすすめできません。それでも富士通がある程度売れてるのは、なんとなく「日本製だから良さそう」というユーザーがまだ多いということです。
具体例
◆DELL Inspiron 15 3000シリーズ

CPU: Core i3-1115G4
メモリ: 8GB
SSD: 256GB
15.6インチ FHD、非光沢、広視野角
重量: 1.83kg
Inspiron 15 3501や3511といった機種はAmazonで安売りされるパソコンの中で最もコスパが優秀です。
CPUはインテル第11世代のCore i3。メモリは8GB、SSDは256GBと標準的な条件をクリアしており、普段使いからビジネス利用まで幅広く使えます。
オフィスなしのモデルなら5万円台で買いたいところ。6万円台はスルーするのが良いでしょう。過去にブラックフライデーで49,800円まで値下がりしたときもありました。
オフィスありのモデルなら7万円台で買いたいです。
Inspiron 15 3501と3511、この2機種は必ずチェックしておくことをおすすめします。
ちなみに3501よりも3511の方が新しいですが、今回の場合は性能差はありません。今後のために3000番台の数字が大きい方が新しいと覚えておきましょう。
◆DELL Inspiron 13 5000シリーズ

Inspironシリーズでもう1つチェックしておきたいのが13インチモデル。
CPU: Core i3-1115G4、Core i3-1125G4
メモリ: 8GB
SSD: 256GB
13.3インチ FHD、非光沢、広視野角
1.05kg~1.25kg
Inspiron 13 5301や5310といった機種は軽い分、先ほどのInspiron 15 3000シリーズよりは少し高めです。
5301のオフィスなしなら6万円台、5310は7万円台を買いたいところです。オフィスありならそれプラス2万です。
◆Lenovo IdeaPad Slim 360 Chromebook
Lenovoは直販とAmazonで販売戦略を変えています。
基本は直販が安いですが、Chromebookやオフィス付きパソコンなど一部商品はAmazonが安い場合もあります。

このChromebookはネットと動画見るだけ用のPCとしておすすめです。
・CPU Media Tek MT8183
・メモリ4GB
・ストレージ eMMC 64GB
・14インチ FHD、IPS液晶
という構成。
ディスプレイはTN液晶(質が落ちる)とIPS液晶(いいやつ)があります。間違えないように。
できれば3万円台前半で買いたいです。
2万円台まで下がってくれば完全に買いです。
◆ASUS TUF Dash F15 FX516PM

ASUSはゲーミングノートが狙い目です。
CPU: Core i5-11300H
メモリ: 16GB
SSD: 512GB
ディスプレイ: 15.6インチ FHD、非光沢、144Hz
グラフィックス: NVIDIA GeForce RTX 3060 Laptop
重量: 2.1kg
という構成のTUF Dash F15 FX516PM。
RTX 3060(ミドルスペック)を搭載しているので多くのゲームを快適にプレイできます。
通常は14万くらいするこのモデル、買うなら12万円台まで待ちたいです。
◆Microsoft Surface
Surfaceはあまり値引きしません。なのでセールで安いよと言われてもまずは疑ってかかる方が良いです。keepaで過去の販売価格をチェックした方がいいでしょう。
でも年に1、2回、本当に安いときがあります。

Surface Pro 7やSurface Pro 8のキーボード付き、ペン付きのセットを狙うのがおすすめです。
Surface Laptop GoはSurfaceの中ではコスパが良い機種です。Surface Proシリーズよりもこちらの方が値下がり率は高いかもしれません。
Surfaceを買うときは公式ストアが安心です。
Office付き激安PCはやめとけ
・Office付き
・3万前後
はOfficeのライセンス違反製品がほとんどです。
安さに釣られて買わないようにしましょう。
ライセンス違反なので、将来Microsoftに見つかって突然オフィスが使えなくなる可能性があります。
参考記事はこちら
まとめ
- セール祭りと言ってもすぐに飛びつかない
- 相場や過去販売価格をチェックしてから
- 6.5万くらいでRyzen 5搭載の最新モデルが買えることをいつも頭に入れておく
- メーカーと機種を絞っておこう
- Office付きの激安には手を出すな
なんか面倒くさいな~と思った人は、上で挙げたDELL InspironやLenovoのChromebook、この2つは鉄板なので迷ったらこの辺を買っておきましょう。