DELLのInspiron 14シリーズで2021年モデルは
- Inspiron 14 5410 (インテル第11世代)
- Inspiron 14 5415(AMD Ryzen 5000シリーズ)
という2機種が販売されています。
発売当初安かったのはRyzen 5000シリーズを搭載した5415の方。

しかし6月になり5410が大幅な値下げを行った結果、5415よりも安くなっています。
5410(インテル)と5415(Ryzen)、どちらを買おうか迷っている人は以下の比較を参考にしてみてください。
スペック概要
CPU: Core i5-11300H、Core i7-11370H
メモリ: 8GB、16GB
SSD: 256GB、512GB、1TB
ディスプレイ: 14インチ FHD(1920×1080)、非光沢、IPS
USBポート: USB-C x1、USB-A x2
インターフェイス: HDMI、microSDカード、ヘッドフォン
Wi-Fi: Wi-Fi 6対応
バッテリー: 4セル 54WHr
重量: 1.46kg
CPUは「Tiger Lake H35」という開発コード名で知られる末尾「H」のプロセッサーで、通常の末尾「U」よりも消費電力は高めです。
PassMarkのベンチマークスコアは以下のとおり。

マルチコアの性能では、Ryzen 5000シリーズより下ですが、シングルコアではRyzen 5000シリーズよりも上です。

冒頭でも書いたとおり、基本的な作業であれば、Ryzenでもインテルでも十分快適です。性能差はほとんど感じられないでしょう。
ただしメモリの構成は重要です。今回のInspiron 14 5410と5415では、CPUの選択によってメモリ構成が少し違います。
メモリの差と価格の差に注目して2機種を比較してみます。
Inspiron 14 5415との比較
◆Ryzen 5とCore i5
Inspiron 14 5415 | Inspiron 14 5410 | |
CPU | Ryzen 5 5500U | Core i5-11300H |
メモリ | 8GB x1 | 8GB x1 |
SSD | 256GB | 256GB |
価格 | 6.8万 | 6.2万 |
まず最初はRyzen 5とCore i5での比較。
メモリは両方とも8GB x1のシングルチャネルです。
この構成だと、ネットやyoutube、資料作成の一般的な利用まででしょう。
価格は6.8万と6.2万で5410の方が安いです。
◆Ryzen 7とCore i7
Inspiron 14 5415 | Inspiron 14 5410 | |
CPU | Ryzen 7 5700U | Core i7-11370H |
メモリ | 8GB x1 | 4GB x2 |
SSD | 512GB | 512GB |
価格 | 8.4万 | 7.7万 |
Inspiron 14 5415はRyzen 7選択時でもメモリは8GBのみなので、メモリ8GBで比較しています。
同じメモリ8GBですが、5415はシングルチャネル。5410は4GB x2のデュアルチャネルです。
シングルチャネルは、画像編集やゲームなどの作業時にボトルネックになりやすく、CPU性能をフルに発揮できないという傾向があります。
デュアルチャネルの方が守備範囲が広がるので、5410がおすすめとなります。
価格も7.7万と安いです。
シングルチャネルも普段使いまでならそこまで悪くないのですが、せっかくデュアルチャネルの選択肢があって、しかもそれが安いというのであればそれを買わない理由はありません。
Core i7、メモリ8GB (4GBx2)、SSD512GBという構成にしておけば間違いないでしょう。
まとめ
- Inspion 14 5410と5415の比較
- CPUの差よりもメモリ構成の差に注目
- 5410の方が安いし、守備範囲も広い
- Core i7、デュアルチャネルメモリがベスト
6月7日時点での比較では、インテルモデルのInspiron 14 5410の方が良いと思います。
ぼくは4月末の発売直後に5415の方を買いましたが、ちょっと待ってから5410の方だったか~と後悔しています。