DELL Inspiron 14 5425 は2022年2月発売の14型ノート

- CPUはZen3のRyzen 5 5625U、Ryzen 7 5825U
- ディスプレイは16:10
- フルサイズSDカードスロット付き
- 重量は1.54kg
という特徴があります。
Inspiron 14と言えば、大ヒットしたInspiron 14 AMD (2021年モデル)が有名です。
その亜種が今回のInspiron 14という感じですね。
機種名をどう呼んだらいいのかわかりませんが、DELLストアでは
・New Inspiron 14 AMD
・Inspiron 14 5425
といった名前が付けられています。
1つめは2021年モデルと同じ名前なので混乱します。
DELLは機種名の命名規則がまだ完全には定まっていないので途中で名称が変わることもありますが、とりあえず今回はInspiron 14 5425で通していきます。
Inspiron 14 5425のスペック概要
OS: Windows 11 Home
CPU: Ryzen 5 5625U、Ryzen 7 5825U
メモリ: 8GB (8GBx1)、16GB (8GBx2)
SSD: 256GB、512GB
ディスプレイ: 14インチ FHD相当 (1920×1200)
USBポート: USB-C x1、USB-A x2
インターフェイス: HDMI、SDカード、ヘッドフォン
Wi-Fi: Wi-Fi 6
Webカメラ: FHD(1080p)、顔認証なし
重量: 1.54kg

OSは最新のWindows 11を搭載。
CPUは6コア12スレッドのRyzen 5 5625U、8コア16スレッドのRyzen 7 5825Uの選択となっています。
CPUはZen3アーキテクチャ、ベンチマークはまだ出ていませんが、Ryzen 5 5600UやRyzen 7 5800Uと同様に高い性能が期待されています。
コア数スレッド数 | 周波数 | |
Ryzen 5 5600U | 6コア12スレッド | 2.3-4.2GHz |
Ryzen 5 5625U | 6コア12スレッド | 2.3-4.3GHz |
Ryzen 7 5800U | 8コア16スレッド | 1.9-4.4GHz |
Ryzen 7 5825U | 8コア16スレッド | 2.0-4.5GHz |
周波数は5600Uや5800Uよりもわずかに上なので、性能的にもそれらよりわずかに上に来ると予想できます。
2021モデルのInspiron 14はCPUがRyzen 5 5500UやRyzen 7 5700Uなので、5600Uや5800Uよりもさらにランクは下です。
つまり今回のInspiron 14 5425はかなり性能アップしているということです。
ただRyzen 5 5625Uを選択した場合のメモリは8GBのみでしかもシングルチャネルなので、用途としてはビジネス利用までです。
画像編集や動画編集に使うなら
・自分でメモリを増設する(空きスロットはある)
・Ryzen 7 + メモリ16GBのモデルを買う
のどちらかをおすすめします。
メモリを16GB(デュアルチャネル)にすることでCPU性能がフルに発揮できるはずです。
ディスプレイは16:10

ディスプレイの縦横比が流行りの16:10になっています。
2021モデルのInspiron 14 AMDは16:9のままでした。16:10と縦に長くなることで、Webページなを表示できる範囲が広がり、作業効率アップにつながるのでこれは良い変更です。
他は
・IPS相当(広視野角)
・輝度 250nit
・sRGBカバー率 63%
という仕様で、これは2021モデルと変わりません。
明るさと色再現性は平均的です。欲を言えば、輝度300nit、sRGBカバー率100%クラスが良かったところですが、この価格帯なら上記の仕様で妥協するしかないかもしれません。

写真は2021年モデルのInspiron 14 AMD。
こちらも250nit、sRGB63%です。こうやって見る分には、普通にきれいで見やすいディスプレイです。
その他の特徴
◆フルサイズSDカードスロット
デジカメ用のSDカードを直接挿すことができるので便利です。
2021モデルのInspiron 14にはmicroSDスロットしかなかったのですが、それが改善されました。
◆USB-C充電可能

USB-Cは1つのみ。Thunderboltではありませんが、PD対応なのでモバイルバッテリーからの充電が可能です。また映像出力にも対応しています。
◆FHDカメラ
Webカメラの解像度がFHD (1080p)へ上がりました。2021モデルのInspiron 14ではHD (720p)でした。
顔認証には対応していませんが、プライバシーシャッターが付いているので使用しないときにカメラを隠しておけます。
まとめ
- CPU性能がアップ
- 用途によってメモリの選択を
- 16:10ディスプレイ
- SDカードスロットが復活
全体の印象は良いです。
Ryzen 5、メモリ8GBの構成で6.8万円(税込、送料込)
Ryzen 7、メモリ16GBだと9.4万円(税込、送料込)です。
コスパも優秀です。
この価格でずっと販売されるなら、大ヒットした2021モデルよりも良さそうです。
2021年モデルのInspiron 14 AMDは上のレビュー記事を読んでみてください。こちらもコスパは優秀です。
今回のInspiron 14 5425は
・さらに上の性能を求める人
・ディスプレイ16:10がいい人
・Webカメラの写りがもっと良くなってほしい人
・SDカードスロットが付いていてほしい人
におすすめとなります。