HPのノートPCは現在4種類のシリーズがあり、上から
1.Spectre
2.ENVY
3.Pavilion
4.HP
というクラス分けになっています。
最上位はご存知Spectre(スペクトル)
ENVY(エンヴィ)はその次のクラスで、高級感を重視したプレミアムPCという位置付けです。
そのENVYに今回15インチのモデルが登場します。
ENVY 15 x360
15インチ2.11kgといういわゆる据え置き用のノートパソコンですが、15インチとしては珍しい変形2-in-1であるのが特徴の1つです。
◆スペック概要
・シリーズ名:HP ENVY x360 15-cn0000
・CPU:Core i5-8250U、Core i7-8550U
・メモリ:8GB、16GB
・ストレージ: (Optaneメモリ16GB+ HDD1TB)、(SSD256GB+HDD1TB)
・ディスプレイ: 15.6インチ、FHD(1920×1080)
・サイズ、重さ: 359×245×19-20mm、2.11kg
・アクティブペン同梱
・DVDドライブはナシ
CPUはCore i5-8250UかCore i7-8550Uの2択。Core i5を選択すると自動的にストレージが(Optaneメモリ16GB+ HDD1TB)になります。
※OptaneメモリはHDDを高速化するキャッシュメモリで、これがあればHDDでも起動や通常作業がSSDに近い速さになると言われているものです。
価格はCore i5モデルが11.9万(税込、送料込)
Core i7モデルは12.7万~となります。
ペンも付いて11.9万~ですからまずまず納得の価格と言えるでしょう。
HPはこのENVY 15 x360で日本のメーカーがシェアを持っている15インチノートPCの店頭販売市場に参入していくみたいです。
もちろんネット販売もしますが、あくまで狙いは店頭販売。
NECのLAVIE NEXTや、東芝dynabook Tシリーズ、富士通LIFEBOOK AHシリーズがライバルとなるわけです。
その中で今回のENVY 15 x360は、デザインのカッコ良さ、高級感では頭1つ抜けているんじゃないかと思います。
DVDドライブを付けていないのも好感が持てる点です
・DVDドライブを付けると筐体に厚みが出てしまう
・そもそも使用頻度は低い
・PC初心者の声はあえて無視(ぼくの推測ですw)
ユーザーがDVDドライブを付けてほしいと言えば、素直に従うのが日本のメーカー。
「DVDドライブ?いまどきそんなもんいらんやろ!?」と強気に自社のコンセプトを貫けるのがHP。
どちらがいいかはわかりませんが、シニア層の多い日本の市場に合わせすぎると世界の市場でやっていけないという部分はあると思います。
・薄型
・高速ストレージ
・高級感のあるデザイン
・ペン付属
こうした世界水準のノートPCが、家電量販店でパソコンを買うシニア層にどのくらい刺さるかはわかりませんが、個人的にHPの販売戦略はとてもいい線ついてると思います。