HPのENVY 13は2017年夏発売のモバイルノートで、高級感のあるデザインが特徴です。
重さは1.24kgと軽く、また価格も10万以下と抑え気味なのがうれしいポイントです。
◆見た目、デザイン
ちょうどホテルでの待ち合わせがあったのでENVY 13も持っていき写真を撮ってみました。
ご覧のとおりとても高級感があり、上品なパソコンです。
天板側から見たところ。
液晶ディスプレイは13.3インチのフルHD(1920×1080)
フレームの幅が狭いのは流行りのスタイルですね。明るくきれいなディスプレイで、視野角も広いです。
筐体部分をアップで見ても、この高級感、わかってもらえるはずです。
◆レビュー機のスペック
・OS: Windows 10 Home
・CPU:Core i5-7200U
・メモリ:8GB
・ストレージ: SSD 512GB PCIe
・ディスプレイ:13.3インチ (1920×1080)
・インターフェイス:USB typeC x2、USB3.1 typeA x2、microSD、ヘッドフォンジャック
・サイズ、重さ:約 305x215x14-16 mm、1.24 kg
レビュー機はCore i5モデルで価格は12.1万円(税込、送料込)です。
Core i3モデルも用意されており、メモリ4GB、SSD256GBで9.9万円です。
◆インターフェイス(拡張性)
USBポートはtypeCが2つ、typeAが2つと十分な数です。
しかしその他のポートは少なめで、HDMIはなし、microSDしかない、という点はややマイナスです。
◆SSD
内蔵されているSSDは東芝のTHNSN5512GPUK
PCIe接続の高速SSDです。
ベンチマークをとると以下のようになりました。
PCIe SSDとしては平均レベルでしょうか。ただWindowsの起動は非常に速く、電源ボタンを押してからデスクトップが表示されるまで約9.3秒でした。
SATAのSSDが平均12~15秒くらいですから、それよりもさらに高速だということがわかります。
◆キーボード、タッチパッド
キートラベル(キーの深さ)は約1.2mm。打鍵感は良くもなく、悪くもなくというレベルです。
ENVY 13はキーの配置に特徴があり、右端に「Home」「pg up」「pg dn」などのキーが並んでいます。
EnterやBackspaceが右端にないので違和感があります。特にBackspaceはよくタイプミスをしてしまいます。
キーボードには慣れが必要になるでしょう。
タッチパッドの広さは110x54mmです。縦の長さが短いため、縦スクロールが少しやりづらかったです。
タッチパッドの反応も良くありません。クリック操作をタップで行う場合はそうでもないのですが、パッドの下端を押す場合はなかなか反応してくれなくてイライラすることがありました。
ENVY 13の入力デバイスには大きな欠点があると言わざるを得ないでしょう。
購入する場合は、マウスなども別に用意した方がいいかもしれません。
◆総合評価、まとめ
・デザイン ☆☆☆☆
・キーボード、タッチパッド ☆☆
・ディスプレイ ☆☆☆☆
・SSD ☆☆☆☆
・インターフェイス ☆☆☆
・コスパ ☆☆☆
短所
・キーボード、タッチパッドの質が良くない
・フルサイズSDカードスロットなし
長所
・高級感のあるデザイン
・SSDで高速起動
・1.24kgのハイスペックノートが10万前後で買える
とても良いデザインであるだけにキーボード、タッチパッドでのマイナス点が残念なところです。
しかしデザインだけ見ると、15万円くらいしてもおかしくない高級感です。
CPUやSSDも文句なし。特にWindowsの起動の速さには驚きました。
第7世代Core i3-7100Uは3年前のCore i7相当はあるのでCore i3モデルでも十分かなと思います。それで価格は9.9万円(税込、送料込)
価格は抑え気味なので、入力デバイスの問題は少し差し引いて考えましょう。
MS Officeもオプションで付けることが可能です。
詳しくはHP公式オンラインストアで