HP 15s-eqは2020年5月発売、安さがウリのノートPCです。

CPU: AMD Athlon Silver 3050U
メモリ: 8GB
SSD: 256GB
ディスプレイ: 15.6型 FHD、IPS液晶
というエントリープラスモデルが4.3万円(税込、送料込)でした。
この安さで、
- ちゃんとメモリ8GB
- ちゃんとSSD
- ちゃんとIPS液晶
というのが長所です。

それが2021年の4月に値上げ。
4.3万→5.2万
と20%も値上がりしてしまったのです。
そうなると話は変わってきます。
4万円台前半なら十分アリな選択でしたが、1万近く値上げして5万前半となると、わざわざHP 15s-eqを選ぶ理由はないかなと思います。
あと7~8千円で出せば、一気に2ランクアップのLenovo ThinkBook 15 Gen 2が買えるからです。
◆ThinkBook 15 Gen 2

LenovoのThinkBook 15 Gen 2は2020年はずっと在庫切れだったせいで、全く注目されていませんが、隠れコスパ最強PCです。
CPUはインテル第11世代のTiger Lakeを搭載しています。
比較表をよく見てください。
HP 15s-eq | ThinkBook 15 Gen 2 | |
CPU | Athlon Silver 3050U | Core i3-1115G4 |
CPUスコア | 3195 | 6331 |
メモリ | 8GB | 8GB |
SSD | 256GB | 256GB |
ディスプレイ輝度 | 220nit | 300nit |
ディスプレイ色域 | sRGB 65% | sRGB 100% |
キーボード採点 | 60点 | 80点 |
価格 | 51,800円 | 59,500円 |
まずCPUスコア。これはPassMarkのベンチマークスコアですが、Athlon Silver 3050Uはスコアが3195なのに対し、ThinkBookのスコアは6000オーバーと2倍近く高いです。
ネットや動画鑑賞などの普段使いでも大きな差が出ます。HP 15s-eqでは画像編集など負荷の高い作業には向きませんが、ThinkBookならある程度のことはこなせます。
簡単に言うとCPU性能が2ランク以上違うということです。
さらにディスプレイも差があります。
HP 15s-eqも悪くはないのですが、ThinkBookは8万以上するようなモデルに搭載される高品質な液晶で、明るさと色域が1ランク上となっています。
HP 15s-eqはボディが完全にプラスチック。
そのためキーボードがペラペラで打ちにくいですが、ThinkBookはアルミ合金を使用しておりキーボードもきっちり作ってあります。
というように、多くの項目でThinkBookは上。
それで価格は59,500円(税込、送料込)。
5万円台のパソコンを探しているなら、まずはこのThinkBookが第一候補だと思います。
以上をまとめると、
・HP 15s-eq、4万ならアリだったけど5万はちょっと高い
・LenovoのThinkBook 15 Gen 2がおすすめ
ということになります。
◆参考記事