Lenovoの2022年モデルの中で一番注目しているのがIdeaPad Slim 570i Pro(16)です。

- CPUは超高性能(第12世代インテル、Hシリーズ)
- ディスプレイは16インチ、2.5K(2560×1600)、sRGBカバー率100%
- グラフィックスにIntel Arc A370Mも搭載可能
- フルサイズSDカードスロット
という特徴があります。
クリエイター向けPCとしてなかなか良さそうです。
2021年モデルのIdeaPad Slim 560 Proの後継機になる本機は、まだ日本発売の形態がどうなるか未定です。
Slim 560 Proのときは16型のインテルは量販店モデルしかなくほとんど販売されませんでした。さすがに今回の570 Proではインテルが主役になるはずだと思っていますが、どうなるんでしょう?
◆スペック概要
CPU: Core i5-12450H、12500H、Core i7-12650H、12700H
メモリ: 16GB (8GBx2)、LPDDR5-4800
SSD: 512GB、1TB
グラフィックス: Intel Iris Xe、Intel Arc A370M
ディスプレイ: 16インチ 2560×1600、非光沢、IPS
USBポート: Thunderbolt 4×1、USB3.2×2
インターフェイス: HDMI、SDカード、ヘッドフォン
Webカメラ: FHD(1080p)、IR
顔認証あり、指紋認証なし
キーボードバックライトあり
重量: 1.95kg
CPUは4種類用意されていますが、実際の販売では2つに絞られると予想しています。順当にいけばCore i5-12500HとCore i7-12700Hでしょう。
12500Hが12コア16スレッド、12700Hが14コア20スレッド。インテル第12世代のエース格と言えるCPUを搭載しているので、性能面での不安はありません。
グラフィックスは内蔵GPUのIntel Iris Xeの他に、外付けGPUのIntel Arc A370Mという選択肢もあります。Arc A370Mの性能は弱めのRTX 3050と同等クラス。ゲーム用としては心許ないですが、画像編集や動画編集のアシスト役としてはまずまずのグラボでしょう。

ディスプレイは2.5Kの2560×1600と高精細です。アスペクト比は16:10です。輝度350nit、sRGBカバー率は100%で明るく色の正確性も良いです。
このノートPCは画像編集(RAW現像)用に最適、動画編集用としてもまずまず快適でしょう。
HP Victus 16というライバル機種もありますが、ディスプレイ解像度と色域では本機が上です。
IdeaPadシリーズは価格の安さもウリ。Core i5モデルで13万前後、Core i7で15万前後を期待したいです。
◆その他の特徴
・フルサイズSDカードスロット
クリエイター向けPCとして欠かせないのがSDカードスロットです。デジカメのデータを取り込むときに便利です。
・Webカメラ
Webカメラの解像度がHDからFHDへアップしています。カメラは顔認証に対応しています。代わりに指紋認証がないのは残念です。
・デザイン性
ゲーミングノートだとどうしても厚みが出てしまうのですが本機は薄型ですっきりとしたデザインです。

◆まとめ
- 性能は文句ナシ
- 2.5K、16:10のディスプレイ
- 直販モデルとして発売されるかどうか
- あとは価格
筆者は去年IdeaPad Slim 560 Pro (16)を買ってメインPCとして使用しています。もし買い替えタイミングが今年だったら本機を買っていたでしょう。