LenovoのIdeaPad Slim 350i 14 (第11世代インテル)は旧モデルの350i 14の中身を第11世代へ刷新したモデルです。

価格は安いのですが、欠点も目立つので当サイトでの推奨度は低いです。
スペックを見ながらその理由を説明していきます。
スペック概要
CPU: Core i3-1115G4、Core i5-1135G7、Core i7-1165G7
メモリ: 8GB
SSD: 256GB、512GB
ディスプレイ: 14型 FHD TN液晶
USBポート: USB3.0 x2、USB2.0 x1
インターフェイス: SDカード、HDMI、ヘッドフォン
重さ: 1.5kg

2021年2月時点での価格はCore i3モデルが4.7万円。
Core i5モデルは6.4万円。Core i7モデルは8.5万円となっています。
Core i3が4万円台で買えるというのが魅力です。
欠点その1
一番気になるのはディスプレイの質です。
通常はIPS液晶と言って視野角の広いタイプのものが使用されますが、IdeaPad Slim 350i 14はIPS液晶ではなくTN液晶。コストを抑えた液晶になっています。
解像度はFHD(1920×1080)と悪くないのですが、TN液晶は明るさや視野角が絶望的に悪いことがよくあります。
動画鑑賞には向かないディスプレイです。
動画は兄弟機のIdeaPad Slim 350 (AMD)のディスプレイ。ちょっと角度を付けると、視認性が悪化しているのがわかります。
欠点その2
2つめはUSB-Cポートがないという点です。
代わりに転送速度の遅いUSB2.0が1つ付いています。
Ideapad Slim 350i 14
⇒ USB3.0 x2、USB2.0 x1
Ideapad S340 (2019年発売モデル)
⇒ USB3.0 x2、USB-C x1
USBポートの仕様は2019年に出たモデルの方が上です。2020年になってグレードダウンしました。
以上2つの欠点は、かなり大きなマイナス点だと思います。
IdeaPad 300番台と500番台
ぼくの結論は
IdeaPad 300番台はやめとけ
です。
安いからいいじゃんという人もいるかもしれませんが、ぼくはそう思いません。
なぜなら、IdeaPadシリーズには1つランクが上の500番台があり、その出来が良いからです。
300番台より少し高いですが、イチオシはIdeaPad Slim 550 14です。

基本スペックは、350iよりも上。Ryzen 5 5500Uを搭載しています。
メモリ8GB、SSD256GBという構成で6.3万円(税込、送料込)です。
1.ディスプレイ
IPS液晶
輝度は300nitと明るい
2.UBSポート
USB-Aが2つとUSB-Cが1つ。USB-Cはモバイルバッテリーから充電可能。
と350iの弱点を見事にカバーしています。
⇒Lenovoストア IdeaPad Slim 550 14型
ThinkBook 14 Gen2
Lenovoの同じ14型でThinkBook 14 Gen 2という機種もおすすめです。

・Core i3-1115G4
・メモリ 8GB
・SSD 256GB
という構成で6.5万円です。
・ディスプレイ: 14型 FHD、IPS液晶、300nit
・USBポート: USB-C x2 (1つはThunderbolt 4)、USB-A x2
・インターフェイス: HDMI、有線LAN(RJ-45)、SDカード、ヘッドフォン
・Wi-Fi: Wi-Fi 6対応
・重さ: 1.4kg
ThinkBookもディスプレイが優秀です。
まとめ
- IdeaPad Slim 350iはやめとけ
- おすすめはIdeaPad Slim 550
- ThinkBook 14 Gen 2も良い
- 在庫があるやつを早めにおさえておこう
5万~7万くらいのコスパの良い機種はとても人気です。そのため、納期が遅れ気味だったり、在庫切れになってしまったりすることも多いです。
購入スケジュールは余裕をもって。
在庫があるときに早めに注文しておくのが良いでしょう。