LenovoのIdeaPad Slim 500番台を何気なくチェックしていたら、まだ発売前の新モデルIdeaPad Slim 560i Proの情報が載ってました。

ざっくり特徴をリストアップすると以下のとおり。
- IdeaPad Slim 550をさらに高級にしたモデル
- 14型 2.2K液晶(2240×1400)、非光沢
- CPUは第11世代インテル
- SDカードスロット付き
- 重量1.38kg
なかなか良さげです。
まだ価格はわかりませんが、これが10万前後で出るならぼくの理想とするPCに近いものになるんじゃないかと期待が膨らみます。
スペック概要
・CPU: Core i5-1135G7、Core i7-1165G7
・メモリ: 8GB、16GB
・SSD: 512GB
・ディスプレイ: 14型 (2240×1400)、非光沢
・USBポート: USB-C x2、USB-A x2
・インターフェイス: HDMI、フルサイズSD、ヘッドフォン
・Wi-Fi: Wi-Fi 6対応
・バッテリー: 約17時間
・重量: 1.38kg

CPUは第11世代インテル、TigerLakeです。
マルチスレッド性能ではRyzenに劣りますが、シングルスレッド性能が強いことが特長です。
それにより、ネット閲覧、アプリ起動などの基本的な作業の快適度が増しています。さらに、AdobeのLightroomやPhotoshop、Premiere などとも相性が良く、Ryzen 4000シリーズよりも速く動くことがわかっています。
クリエイティブな作業にはピッタリなのではないかと思います。
ディスプレイは16:10のアスペクト比で2.2K液晶(2240×1400)。

フルHD液晶とは明らかな差を感じるはずです。ちょうど先日2.5Kのディスプレイを体験したのですが、4Kまでいかなくてもかなり満足できる美しさでした。
外部グラフィックスは搭載していないので動画編集をガッツリやる人にはちょっと不向きかなという気がしますが、画像編集レベルまでなら相当戦力になると思います。sRGBカバー率は100%と色域も広いです。
全体的に見て、カジュアルなクリエイター向けPCといった感じですね。もしその目的で使うなら、メモリは16GBあった方が良さそうです。
インターフェイス(端子類)
USBポートは全部で4つ。USB-Cが2つとUSB-Aが2つ。1つは電源ポートを兼ねているので常時使用できるポートは実質3つです。

ポート数は多い方だと思いますが、USB-CはThunderbolt規格ではなく通常のUSB3.0 TypeCとなっています。Power delivery対応、DisplayPort出力機能付きなので悪くはないのですが、転送速度の速いThunderboltが良かったと思う人も少なくないはずです。
他のインターフェイスはHDMIとフルサイズのSDカードスロット、ヘッドフォンジャックとなっています。
14型1.38kgでSDカードスロット付きというのは珍しい仕様ですし、とても貴重です。
その他の特徴
・Wi-Fi6対応です
IdeaPadシリーズはこれまでWi-Fi 5でしたが、2021年モデルから新規格のWi-Fi 6に対応します。
・ゼロタッチログイン
パソコンのふたを開けるだけで電源ボタンを押さずとも起動してくれる機能です。慣れるととても楽です。嫌ならオフにして通常に戻すこともできます。
・長時間バッテリー
バッテリー駆動時間は約17時間。現行のIdeaPad Slim 550 (14)が12時間なのでそれよりもバッテリーライフが延びています。
まとめ
良い: ディスプレイは14型 2.2K、16:10
良い: フルサイズSDカードスロット
良い: USBポートは4つ
良い: まずまずの軽さ(1.38kg)
微妙: Thunderboltじゃない

第一印象はかなり良いです。
あとは価格でしょう。
Core i7、メモリ16GBのモデルがどのくらいになるか?
現行のIdeaPad Slim 550のCore i7が8.9万なので、それに+3万して11.9万くらいが希望です。
ディスプレイと高級感の差がそれぐらいじゃないかなと思います。
発売はもうすぐだと思います。