米国のHPストアを見ると、Pavilion 15の2023年モデルがすでに発売されています。

日本だとPavilion 15-eh3000という機種名になるはずです。
今年も筐体のモデルチェンジはなし。16:9ディスプレイのままで行く模様です。
◆スペック概要
CPU: AMD Ryzen 7 7730U
メモリ: 16GB
SSD: 512GB
ディスプレイ: 15.6インチ 1920x1080、IPS
USBポート: USB-C x1、USB-A x2
インターフェイス: HDMI、ヘッドフォン
Webカメラ: HD(720p)、プライバシーシャッターなし
重量: 1.75kg
米国で販売されているのは上記の構成ですが、日本ではRyzen 3~Ryzen 7まで用意されるのではないかと予想します。

この筐体は2021年からほぼ同じ。
・16:9ディスプレイ
・WebカメラはHD (720p)
・プライバシーシャッターもなし
と2023年のミドルクラスとしてはちょっと不満な仕様です。
10万以下のPCでチェックすべき9項目で見てみると以下のとおり。
Pavilion 15-eh3000 | Inspiron 16 5635 | |
ボディがアルミ合金 | 〇 | 〇 |
画面の縦横比16:10 または3:2 | × | 〇 |
IPSディスプレイ | 〇 | 〇 |
Webカメラ FHD (1080p) | × | 〇 |
プライバシーシャッターあり | × | 〇 |
USB-Cあり、USB2.0なし | 〇 | 〇 |
タイプC充電可能 | 〇 | 〇 |
フルサイズSDカード | × | 〇 |
顔認証 or 指紋認証 | 〇 | 〇 |
HP Pavilion 15は5個クリア。
一方DELL Inspiron 16は9個全部クリアです。
DELLやLenovoがコストをかけて新筐体へモデルチェンジしている中、HP Pavilionは2021年から変わっていません。
古い筐体を使い回しているわけですから、HPはケチってると思われてもしょうがないでしょう。
ただHPは、上位機種のSpectreやENVYには惜しみなく投資しています。全体的にケチってわけではないです。そこは誤解ないよう書いておきます。
しかし、Pavilion以下の下位機種は比較対象(DELLやLenovo)が強いせいもあってどうしても見劣りしてしまいます。
◆ミドルクラスのPC選び
基本はDELLかLenovoで間違いないです。
2023年モデルを買うなら、DELLのInspiron 5000シリーズか、LenovoのIdeaPad Slim 5が良いでしょう。
価格もDELLとLenovoが安いです。
HPは週末限定セールで型落ちが安くなるので、それを狙うくらいでしょうか。
HPもDELLも海外メーカーで安くてそんなに差がないでしょ?と思ってる人が多いと思いますが、ミドルクラスのPCはけっこう違うというのが実情です。