HPのProBook 635 Aero G8は2021年9月発売の軽量ノート。

本格的な販売はまだ先で、現在(9月27日)はRyzen 3 5400U搭載モデルだけの発売です。なので評価も難しいところですが、ポイントとなる点をリストアップしてみました。
- 13.3型999g
- CPUはAMD RyzenのZen 3で性能良し
- デフォルトだとメモリがシングルチャネル
- キーボード良し
- 価格
- 先代のProBok Aero G7と比較
- Pavilion Aeroと比較
上記の7点が覚えておくべきポイントです。
先代のProBook Aero G7はコスパの良さが飛びぬけていましたが、途中で全く在庫がなくなったのが痛すぎました。
新モデルのProBook Aero G8がどうなるか心配です。
◆スペック概要
CPU: Ryzen 3 5400U、Ryzen 5 5600U、Ryzen 7 5800U
メモリ: 8GB (8GBx1)、16GB (16GBx1)、32GB (16GBx2)、空きスロットあり
SSD: 128GB、256GB、512GB、1TB
ディスプレイ: 13.3インチ FHD(1920×1080)、400nit
USBポート: USB-C x1、USB-A x2
インターフェイス: HDMI、ヘッドフォン、SIMカード(LTEモデルのみ)
Wi-Fi: Wi-Fi 6対応
重量: 999g

Ryzen 7モデルは11月以降の発売です。
現在はRyzen 3モデルのみの販売で価格が15.2万と、まだ買うべき価格になっていません。10万以下になるまで待った方がいいでしょう。
CPUはAMD RyzenのZen3を搭載。
以前のRyzenが弱かったシングルコア性能が上がったお陰で苦手な作業が減りました。Adobeソフトではまだインテルの方が少し上ですが、それ以外のほとんどの作業でCore i7-1165G7を上回るパフォーマンスを見せています。
メモリは8GBから32GBまでいけます。デフォルトでは8GBも16GBもシングルチャネルとなっていますが、空きスロットがあるので購入後にメモリを増設してデュアルチャネルにすることが可能です。
ビジネス利用までならメモリ8GBのシングルチャネルで十分かと思いますが、せっかくのCPU性能を活かすなら8GBx2のデュアルチャネルにしたいところです。
◆素直にPavilion Aeroを買った方がいいかも・・
すでに発売済のPavilion Aero 13が個人向けとして売られているので、それとの比較は大切です。
Pavilion Aero | ProBook Aero | |
CPU | Ryzen 5000シリーズ Zen3 | Ryzen 5000シリーズ Zen3 |
メモリ | デュアルチャネル | シングルチャネル (後でデュアルチャネル可能) |
ディスプレイ | 16:10 400nit | 16:9 400nit |
キーボード | 80点 | 90点 |
重さ | 957g | 999g |
価格 | 9.3万~ | ? |
表を見るとおり、Pavilion AeroもCPUは同じRyzen 5000シリーズのZen3です。しかもメモリはデフォルトでデュアルチャネル、CPU性能をフルに発揮できる仕様になっているのが良い点です。
ProBook Aeroがどのくらいで売り出すのかによりますが、10万前後じゃないと相手にならない気がします。
あと納期問題もあります。
HPは明らかにPavilion Aero推し。
ここに全勢力をつぎ込んでいると言ったら大げさですが、でもそれに近いくらい力を注いでおり在庫をかなり豊富に持っています。
そのしわ寄せが新モデルのProBook Aeroにも出るかもしれません。
つまり、価格と納期、両方の面でPavilionが優位に立つ可能性が高いというわけです。
少なくとも今買うならPavilionで決まりです。10月11月以降にProBookの方が本格販売となって盛り返すかどうかといった感じでしょう。
もしそうなったときは当サイトで再び取り上げたいと思います。