mouseのX4-R5は2021年2月発売の14型ノート。
先代のmouse X4-Bとデザインは同じで中身だけパワーアップしたモデルになります。

最大の特徴は
・Ryzen 5 4600Hを搭載し大きくパワーアップ
している点です。
価格も9.1万~と10万切り。コスパ面での魅力も大きいです。
詳しく見ていきましょう。
スペック概要
・CPU:Ryzen 5 4600H
・メモリ:8GB (最大32GB)
・ストレージ: SSD 256GB (最大2TB)
・ディスプレイ:14型 FHD(1920×1080)
・USB: USB3.0 typeC x1、USB3.0 typeA x2、USB2.0 x1
・インターフェイス:有線LAN、HDMI、ヘッドフォンジャック
・Wi-Fi: Wi-Fi 6対応
・バッテリー: 約10.0時間
・サイズ、重さ:約 320.2×214.5×17.5 mm、1.20kg

外観は旧モデルと全く同じ。
天板の赤が特徴的です。
重量は1.20kgです。旧モデルが1.13kgでしたので少し重くなっていますが、Ryzen 5 4600Hを搭載してこの軽さは驚異的です。

Ryzen 5 4600Hは6コア12スレッドでベースクロックが3.0GHz。
ゲーミングノートに搭載される用のCPUで性能は非常に高いです。
有名なPassMarkのベンチマークスコアは14000超え。

グラフを見てもわかるように頭1つ抜けています。
インテルの第11世代Core i7よりも上ですし、Ryzen 7 4700Uよりも上です。
ただし今回の薄型軽量ノートmouse X4-R5でその性能をフルに発揮できるできるかどうか?パソコンに詳しい人ならまず疑ってかかるポイントです。
新モデルのRyzen 5 4600HのTDP(熱設計電力)は45Wです。
旧モデルのRyzen 5 3500UのTDP(熱設計電力)は15Wです。
つまり発熱量は3倍。それを1.20kgという軽い筐体の中でコントロールできているのか?
その疑問に対する答えはすでにネット上にありました。発売直後にもかかわらず、実機レビューを載せているサイトがあり、それによると、熱問題もクリアしてCPUの性能を十分発揮できているという報告が上がっていました。
当ブログでも検証予定ですが、熱問題をクリアしたというのが本当なら凄いことだと思います。
メモリは16GB推奨
デフォルトのメモリは8GBのシングルチャンネルになっています。
通常使いならこれでも十分ですが、RAW現像(画像編集)や動画編集などクリエイティブな作業を快適に行いたい人は、メモリを16GB(8GB x2)のデュアルチャンネルにした方が良いでしょう。

幸い、+6,700円と安くアップグレード可能です。
Ryzen 5 4600H
メモリ16GB
SSD 256GB
という構成でも9.8万円(税込、送料込)です。
メモリ8GBのまま使う人は、CPU性能をフルに発揮できませんが、基本的な作業ならそのままでも大丈夫です。

キーボード、タッチパッド
キーボードのデザインも旧モデルと同じですね。

配列はきれいで、キーストロークも1.4mmとまずまずの深さがあります。
旧モデルのキーボードを打ったみたことがあるのでわかりますが、打鍵感はとても良いです。
一方、タッチパッドの質は少し低め。剛性が弱くタップした際の安定感が物足りなく感じました。
新モデルでは改善されている可能性もありますが、見た目では同じように見えます。
インターフェイス
USBポートはUSB typeCが1つとUSB3.0 typeAが2つです。
それにUSB2.0も1つ付いています。

USB-CはPower Deliveryに対応しているのでモバイルバッテリーでの電源供給が可能です。
他はHDMIと有線LANポート。
旧モデルではmicroSDカードスロットがありましたが、新モデルでは廃止されています。
mouse X5-R7との比較
同時発売のmouse X5-R7は15.6型1.49kgです。
14型と15.6型、サイズ以外の違いはどうなっているのかまとめてみました。
mouse X4-R5 | mouse X5-R7 | |
CPU | Ryzen 5 4600H | Ryzen 7 4800H |
CPUスコア | 14876 | 19189 |
メモリ | 16GB | 16GB |
SSD | 256GB | 512GB |
ディスプレイ | 14インチ | 15.6インチ |
キーボード配列 | ◯ | △ |
バッテリー | 10時間 | 18.5時間 |
重さ | 1.20kg | 1.49kg |
価格 | 9.8万 | 11.8万 |
表を見てもらえるとわかるように、X5-R7にはさらに性能の高いRyzen 7 4800Hが搭載されています。SSD容量はデフォルトで512GBです。
価格差は2万円。
15.6型のX5-R7も良いですが、個人的に気になるのがキーボードの配列です。

写真のように、右端がEnterキーじゃなくhome、pgup、pgdn、endボタンが並ぶ独特の配置です。HPのパソコンで良く見るタイプの配列です。
これ、好き嫌いがけっこう出ると思うので、15.6型にしようと思ってる人は注意した方がいいですね。
ぼくはやはり右端Enterキーが来る配置が好きなので、14型を推したいです。性能差もそこまで気にならないと思います。
まとめ
- Ryzen 5 4600H搭載で性能高い
- コスパも良い
- キーボードも良い
- タッチパッドは少し弱い(旧モデルでは)
- メモリ16GB推奨
安さ、軽さ、キーボード配列を重視するなら
性能、画面の大きさ、長時間バッテリーを重視するなら