将棋の藤井五冠がAMD RyzenのCMに登場。Ryzenのすごさを語ります。

将棋の藤井聡太五冠がAMD RyzenのCMに出演されたことがニュースになっていますね。

CMのメイキング映像がyoutubeにありました。

CMに使用された局面は2022年の王将戦。渡辺王将との第4局です。

藤井さんはこの対局で勝利。タイトルを奪取し見事五冠になるわけですが、それにしてもこの44銀をフィーチャーするのは渋いチョイスだと思いました。

後手の藤井さんがここから44銀と指し、その一手に周りの記者や観戦者が驚くという演出です。

まあ演出なんで、細かい所にケチをつけてもしょうがないですが、この44銀は玄人ウケする手で、いくらなんでも渋すぎでしょ~(笑)と思ってしまいましたね。

メイキングには44銀を指すときの演技指導が入ってる様子も映されています。

普段藤井さんは駒をバシッと打ちつけたりしません。スッと指先で滑らせたり、手でつまんでソッと置くような指し方なのですが、CMではスナップを効かせて「映える指し方」に従っています。観る将としては違和感ありますが、これもしょうがないでしょう。

あとこちらのインタビュー動画も興味深かったです。

将棋のソフトに手を読ませるには、CPUのマルチスレッド性能が重要になってくる。とパソコンマニアっぷりが伺える発言をされていました。

藤井さんのパソコンには、Ryzen Threadripper 3990Xが搭載されているとのこと。調べてみるとPassMarkのスコアが8万超え。確かにマルチスレッド性能は化け物クラスのCPUでした。

まあこうしたCPUもシングルスレッドは意外に低いので、我々一般人のパソコンに搭載してもあまり意味はなさそうです。将棋の手を読むような並列処理に特化したCPU、それがRyzen Threadripperだったと理解できます。

いずれにせよ、AMDにとっては非常に良い宣伝になりますね。

あの藤井さんが使ってるCPU!ってなりますから。

以前からパソコンや将棋に詳しい人には知られていましたが、今回のCMを機により多くの人が知ることとなりました。当然売上アップに繋がると思います。

2022年のノートPC用プロセッサではインテルに差をつけられている印象がありますが、来年以降の巻き返しを期待しています。

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