日本2-1サウジアラビア
日本が清武と原口のゴールでサウジアラビアに勝利しました。
1.大迫が素晴らしかった
大迫のパフォーマンスがすごく良かったですね。岡崎は裏へ裏へという動きですが、大迫はポストプレイができます。あの体でディフェンダーを背負っても簡単には倒れず、前を向いてシュートまでもっていけます。前半19分に見せた反転からの素早いシュートは、非常にレベルが高かったです。今のFW陣の中で明らかに頭1つ抜けていますね。
2.原口も良かった。
4試合連続ゴール。そしてあの運動量。攻守にわたり奮闘していました。もはやチームの中心的な立場になってるといっても過言ではないです。大迫、原口については辛口で知られるあのセルジオさんもめずらしく褒めていました。
3.本田、香川
本田は後半から出てきましたが、やはり遅いです。判断スピードも遅いです。ボールを受けてからしばらく考え込んでいるじゃないか?・・サッカーのめまぐるしいゲームスピードからすると、それぐらい本田のプレイは遅いです。
後半22分、フリーでパスを受けたシーンはそれが良くわかりました。
前を向きやすい半身で受けたにもかかわらず、ここからの本田は1人だけスローモーション。ようやくシュートを打つ態勢になったときには、かなり相手DFに寄せられていました。
香川は本田以上に厳しいですね。
2点目のシーンもあれはスルーじゃなくて、トラップミスだと思います。その証拠にあのゴールが決まった瞬間、香川はそのゴールを目の前で目撃しながらほとんど喜んでいませんでした。あれが意図的なパスだと思う人は、ぜひリプレイでゴール後の香川をよく見直してください。
もし意図的に「おしゃれなスルー」を原口に送っていたなら、ゴールが決まった瞬間にもっと喜ぶはずです。「おれのパス、見たか?」的なドヤ顔も全くなく、ただゴール前であっけにとられていましたから、あれは意図的なプレイではないと確信しています。
4.その他
ハリルホジッチ監督はようやく開き直ったというのでしょうか。本田、香川のスタメン外しは素直に褒めたいところです。ただそれでも後半、香川を出す采配にはまだ不安をおぼえます。
長友は得点シーンでは確かに活躍しましたが、全体的にはイマイチでした。特に守備で「なんで原口に任せてんの?長友どこいった?」と思うシーンが多かったです。
全体的に見れば、かなり改善されたと言っていいでしょう。多くの日本代表サポーターもそう感じているはずです。
本田、香川、岡崎の時代から大迫、原口、清武の時代へ。世代交代と言うのは、少し遅い気もしますが、暗黒だった日本代表の試合に光が差し込んできたことは確かです。