【カメラ】理系のぼくがスッと納得できる「35mm換算」の説明

レンズ交換式のカメラを買うと、必ず出くわすであろう「35mm換算」という言葉。

「35mm換算で〇〇mmの画角」とか言ったりします。

この35mm換算って言葉、初心者にはとてもわかりづらいですよね。よくわかんないままに、公式を覚えている人も多いのかもしれません。

APS-Cなら1.5倍する
マイクロフォーサーズなら2倍する

これですね。

ぼくも最初はただ覚えてるだけで、一体なにが「換算なのか?」とか、画角なのになんで単位がmmなのか?、そもそもなんで「換算する」必要があるのか? 全く理解していませんでした。

でも、基本的には頭の中に下の図が描けてるかどうか?でカメラの画角に対する理解度は一変します。

仕組みもわかってしまえば、簡単です。

人によっては理解の仕方、理解するためのやり方がちょっと違うかもしれませんが、少なくともぼくは上の図を頭の中で想像して相似な三角形を作って理解する。これが一番、スッと入りましたね。

つまり、同じ角度にするには、

センサーサイズが1.5倍になれば、焦点距離も1.5倍になる。
センサーサイズが2倍になれば、焦点距離も2倍になる。

ってことです。

フルサイズ、APS-C、マイクロフォーサーズ。センサーサイズ(撮像素子)の大きさが違うことはすでに理解しているはずです。

センサーサイズの大きさ(長方形の辺の長さ)は、

フルサイズが約36×24mm
APS-Cが約23.6×15.8mm
マイクロフォーサーズが約17.3×13.0mm

となっています。

これ、割り算してみればわかりますが、フルサイズの一辺の長さはAPS-Cの約1.5倍。マイクロフォーサーズの約2倍になってるんです。

つまり最初に挙げた公式の1.5倍とか2倍って数字はセンサーサイズの比だったのです。

※正確には、センサーサイズの対角線の長さの比ですが、ここでは簡略化して一辺の長さで考えました。

焦点距離は、レンズだけで決まる特性で、カメラがフルサイズであろうが、APS-Cであろうが変わりません。

普通に「50mmのレンズ」と言われたら、それは焦点距離が50mmということを意味します。

それをカメラの世界では慣例として「画角は50mm」と呼んでいますね。画角は角度なんで「度」が単位のはずなのに「mm」が単位なんて変ですよね。

画角と35mm換算の概念が理解しづらい原因の1つはこれです。

繰り返しになりますが、普通50mmのレンズと言えば、それは焦点距離が50mmということです。でもそれを古くからの慣例で「画角=50mm」と呼んでいます。昔はフィルムカメラ(=フルサイズ)しかなかったので、それで支障はなかったのです。

ところがデジカメでAPS-Cやマイクロフォーサーが出てきて、同じ焦点距離が50mmのレンズでもカメラのセンサーサイズ次第で画角が変わることになりました。

そこで、APS-Cでの画角と同じ画角を得るには、フルサイズカメラだとどのくらいの焦点距離になるのかという数値を「35mm換算の画角」としたわけです。

言い換えると、

50mmの焦点距離レンズをAPS-Cカメラにつけると、画角はθ1
Xmmの焦点距離レンズをフルサイズカメラにつけると、画角は同じくθ1

このときのXを求めない。

という問いに答えるのが「35mm換算の画角」ってことなのです。

うーん、理系的な理解の仕方になってしまいましたね・・

図を見れば、一発です。

センサーサイズの比率、1.5倍(APS-C)、2倍(マイクロフォーサーズ)してやればOKだということがわかりますね。

ちなみに上の図はAPS-Cに50mmのレンズを付けた場合の考え方です。35mm換算に直すと、50×1.5=75mmということなります。

じゃあ35mm換算の35mmって何なのか?

これは35mm版のフィルムから来ていて、画角や焦点距離とは全く無関係なのです。

なんてまぎらわしいんでしょう!

これは名前が悪すぎます。

35mm換算じゃなく「フルサイズ換算」と言った方がはるかにわかりやすいです。35mmの部分は無視しないといけません。

これも35mm換算を理解しづらくしている原因ですね。

=まとめ=

・35mm換算の「35mm」は無視しろ
・フルサイズ換算って意味
・センサーサイズ、焦点距離、画角。三角形を頭の中で描く
・センサーサイズが2倍になれば、焦点距離も2倍。相似の関係。
・フルサイズで同じ画角を得るための焦点距離を求めているってこと。

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