カメラを勉強し始めると「絞り優先」「シャッタースピード優先」とかを習うと思うんですが、ぼくはマニュアルモード+ISOオートが一番簡単なので結構使ってます。
マニュアルモードなんて難しいんでしょ?って思うかもしれません。しかし「マニュアルモード+ISOオート」では露出を自動的に合わせてくれます。全く難しいことはありません。
まずカメラのマニュアルモードにしておきます。
そしてISO(感度)を自動にします(ISO AUTO)
絞り(F値)とシャッタースピードを自分の好きに設定して、あとは撮るだけ。
例えば室内でネコを撮りたい場合を考えてみましょう。
F=1.8の開放で背景をボカしたいととき、
⇒ F=1.8に設定します。
被写体はネコ。素早く動くのでシャッタースピードは速くしたいです。
⇒ ss=1/250に設定します。これで手ブレも心配ありません。
これで準備完了。これであとはピントを合わせてシャッターを切るだけ。露出はカメラが自動でやってくれます。そうISOの調整で露出を合わせてくれるのです。
ISO感度まで自分で設定すると完全なマニュアルモードですが、ISOだけカメラ任せにしちゃうってことです。
ただしこれは晴れの屋外とかでは、露出オーバーになってしまうので、シャッタースピードをもう少し適正な速度に設定してやる必要があります。あるいは逆に暗すぎてもちょっと工夫が必要です。
でもそれ以外の多くのシーンで、この「マニュアルモード+ISOオート」は機能します。屋内で明暗差の大きい場所で撮るときとか、ぼくはこのモードを多用します。
絞り優先で撮ろうとすると、ISOを自分で設定するか、ISOオートのままで撮るかです。
ISOを自分で設定すると、シャッタースピードが自動的に決まります。しかし場面によってはシャッタースピードが遅すぎて、手ブレしたり、被写体のネコが動いてブレてしまうことも。
逆にISOを自動のままで撮るとシャッタースピードはss=1/30とかで固定されます。この数値は使用するカメラによって変わりますが、けっこう手ブレしやすいスピードです。
つまり絞り優先はシャッタースピードを自由に決められないという制約があるのです。かといってシャッタースピード優先にすると今度は絞りを自由に決められません。
そこで第3の「マニュアルモード+ISOオート」なわけです。
カメラによってはできないのもあるみたいなので、ちょっと今お使いのデジカメで確かめてみてください。
そしてOKならぜひ一度この「マニュアルモード+ISOオート」を試してみてください。