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動物園で動物をうまく撮るコツとレンズ選び。ぼくの失敗例も。

先週は上野動物園で動物の写真を撮ってみました。

普段は都市風景やストリートスナップを得意としている筆者。動物は完全に初めての経験で、望遠レンズも持っていなかったのですが、「まあトリミングでなんとかなるでしょ?」と甘い考えで予備知識なく撮りに行ってしまいました。

機材は

カメラ: Sony α7 IV (フルサイズ機)
レンズ: 24-105mm (ズームレンズ)

です。

カメラとレンズはそれなりに高いものを使用しました。

結論から言うと、

  • 105mmだとけっこう苦しい
  • 撮れることは撮れるが、いかにも動物園で撮りました的な写真になる
  • 迫力を出すには少なくとも200mm以上の望遠レンズが必要
  • 300mm以上あると理想
  • 中望遠もカバーした100-300mmぐらいのズームレンズがおすすめ

ということになります。

105mmと言っても完全に無謀というわけではありません。

動物の中にはちょうどいい距離の動物もいます。トラ、サイ、馬はちょうどいい距離でした。

あとフルサイズということで元が7008×4672ピクセルあるので、Web用にある程度トリミングできるというのも大きいです。

トラは105mmでこんな感じ。ガラス越しですが、悪くない距離感です。

トラやライオンといった猛獣系はずっと寝ているイメージでしたが、このトラはかなり活発に歩き回ってくれて、いい表情も出してくれました。

逆に遠すぎてダメだったのがゾウ

ゾウは暴れたら危険なせいか、めっちゃ遠いです(上は広角で撮った写真です)。

105mmで撮ってもこんな感じ。

まあ、普通の写真ですね。

もう凡庸としか言いようのない失敗作です。

ゾウは300mmとか400mmくらいの望遠レンズで撮ってみたいなと思いました。

ハシビロコウという鳥も有名なのですが、こちらも遠すぎでした。

タイミングも悪かったような気がします。ハシビロコウはほとんど動かないので撮りやすい被写体であることは間違いないです。もっと柵に近い場所に居てくれれば・・と思いました。

近めで100mm、遠めで300~400mm。それをカバーできるレンズが理想です。

かっこ良く仕上げるには?

基本的に、動物園で撮りました感をなくす方向で仕上げてみます。

そのためにできるだけ「どアップ」になるようにトリミングします。

例えばこのトラをもっとアップにしてみます。

これぐらい ↓↓

これぐらいアップの方が迫力があります。

ここからさらにPhotoshop(LightroomでもOK)を使います

下の短い動画を見てみてください。

やってることは

・背景を黒く塗りつぶす
・トラも暗くする
・顔と目だけを明るくする
・特に目を入念に

です。

最終的な出来上がりはこうなりました↓↓

トラの迫力ある表情が出せたかなと思います。

他の動物でもやることは同じです。コツは背景を暗くすること。これだけでだいぶ印象は変わります。

こちらはサイ。

サイの顔をまじまじと観察したことなかったですけど、こんな感じなんですね。

これは馬。

馬は眼がとてもきれいなのでそこに注意してレタッチしています。暗いトーンとの相性も良いです。

ちょっと暗すぎて見えないという人は、部屋の電気を消してご覧ください。暗い場所で見ると、馬の毛並みまでしっかり写っていることがわかります。

いかがでしょうか。
ちょっとやりすぎな部分もありますが、普通に撮って色味をちょこっといじるだけでは「どこにでもある写真」になりがちです。

もっと自由に編集して、動物の美しさを強調してみるのもいいかなと思います。モノクロにして周囲を暗くすると、形やディテールがより際立ちます。

後半の作例3枚は、動物のポートレート写真という方が近いかもしれませんね。

動物をしっかり観察するとそのフォルムや毛並みの美しさに改めて感心させられます。

写真はそうした面白さに気付かせてくれます。

動物園は大人だけであまり行かない場所ですが、カメラを持って出かけてみると意外と楽しいです。写真を趣味でやられてる方はぜひチャレンジしてみてください。

望遠レンズはレンタルで

望遠レンズは買うと高いですし使用機会も少ないので、レンタルを利用するのが良いです。

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マップレンタル

今回は105mmで強引にトリミングしました。
SNSに出すくらいならそれでもアリですが、撮れる動物は限定されてしまいます。

追記

上野動物園はパンダが有名ですが、今回はスルーしました。
パンダをかわいく撮るのは苦手です。

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