Celeron 6305は２コア２スレッド、ベースクロック1.8GHzのインテルプロセッサーで、安いノートPCに搭載されています。
PassMarkのベンチマークスコアは、2246です。
※2021年2月時点のスコアでまだサンプルが少ないので今後変動する可能性があります。
当サイトで合格ラインとしている2500には少し届きません。
スコアが2500以下になってくると、簡単な作業でもモタつくことがあります。
クリックしてもワンテンポ反応が遅いなど、たまにイラッとすることがありますので、私としてはおすすめはしません。
セレロンとしては健闘している方だと思いますが、やはりどこまでいってもセレロンはセレロン。４年前のCore i3にも負けます。よほどのことがない限り、やめといた方がいいと思います。
◆ Celeron 6305搭載のVostro 15 3500
このCeleron 6305を搭載したノートPCではDELLのVostro 15 3500があります。
CPU: Celeron 6305
メモリ 4GB
SSD: 256GB
ディスプレイ: 15.6型 HD(1366×768)
というエントリープラスモデルが3.3万円（税込、送料込）と安いです。
「性能は最低限でいいからとにかく安く済ませたい」という人にはうれしい価格ですが、CPU以外の性能も水準に達していないので、おすすめはしません。
CPU性能もネックですが、致命的なのはディスプレイの解像度です。
このモデルではフルHDではなくHD(1366×768)となっています。解像度が低く、視野角が狭いTN液晶を使っているので、画面の見え方はかなり悪く感じると思います。
ディスプレイは
・フルHD以上
・広視野(IPS液晶）
が最低限の水準です。
同じVostro 15 3500でもCPUをCore i3にして、メモリを8GBにアップすれば、見違えるほど性能は良くなります。
・Core i3-1115G4
・メモリ8GB
・SSD 256GB
・フルHD、広視野角ディスプレイ
で5.2万（税込、送料込）です。
もしくはDELL Inspiron 15 3505
・Ryzen 3 3250U
・メモリ8GB
・SSD 256GB
・フルHD、広視野角ディスプレイ
で4.7万という手もあります。
この２つだと４万円台後半～５万円台となってしまうので、３万円台で探している人の希望には沿えないですが、現状ではこれがベストの選択です。
本来なら、LenovoのIdeaPad 300番台やHP 15sを代わりに推奨したいのですが、現在は両方とも納期が大幅に遅れています。
今後在庫が回復するまで、３万円台のパソコンは諦めた方がいいかもしれません。