DELLのVostro 15 3000 (3500)は2020年11月発売の15.6型ノート。
- 据え置き用ノートPC (1.78kg)
- CPUはインテル第11世代(最新)
- 5万円台でそこそこの性能
という特徴をもっています。
Vostroシリーズは一応法人向けモデルという位置づけですが、個人でも普通に買えます。
価格.comの売れ筋ランキングで3位にランクインするほど人気となっています。
最初に悪い点から
安くて性能もそこそこ良い。じゃあ、なんでこんなに安いのか?ってことが一番気になるところでしょう。
それをまずは簡単にリストアップしておきます
- ディスプレイが暗め(輝度220nit)
- ボディは樹脂製(プラスチック)で高級感はない
- USB-Cポートがない(USB-Aのみ)
逆に言うと、これらの弱点を許容できるなら十分アリな選択だと思います。
以下で詳しく見ていきます。
スペック概要
CPU: Celeron 6305、Core i3-1115G4、Core i5-1135G7、Core i7-1165G7
メモリ: 4GB、8GB (8GBx1)
ストレージ: SSD 256GB、512GB HDD 1TB
ディスプレイ: 15.6インチ HD or FHD(1920×1080) 非光沢
USBポート: USB3.2 Gen1 x2、USB2.0 x1
インターフェイス: SDカード、HDMI、ヘッドフォン
Wi-Fi: Wi-Fi 5対応
重さ: 1.78kg
CPUはCeleronからインテル第11世代のCore i7まで選択肢は広いです。
しかしこのクラスのPCであれば、Core i7まで性能アップするのは筋が悪いです。Core i5以下で十分でしょう。かと言ってさすがにCeleronでは性能面で不安があります。
ということで、
実質Core i3かCore i5の2通り
を考えておけば良いと思います。
またメモリとSSDもそれぞれ8GB、256GBで固定と考えておいて良いでしょう。
オプションでMicrosoft Officeを付けることもできます。
つまり、
Core i3 or Core i5
メモリ8GB
SSD 256GB
FHD (1920×1080)
オフィス有り or 無し
という選択になります。
デザイン
ボディは樹脂製(プラスチック)で、高級感はありません。
表面に浅く溝が入っているデザイン。
この溝は滑りにくく手に持ちやすいというメリットがある一方、指紋や脂が目立ちやすいというデメリットもあります。
まあ簡単に言うと、安いPCに使われる素材ってことです。
見た目は少し妥協する必要があります。
カラーはアセントブラックとデューン(クリーム色)の2種類ですが、構成によってはブラックのみとなります。
ディスプレイは暗め
ディスプレイ解像度はフルHDですが、輝度は220nitとやや暗めです。
またsRGBカバー率が62%と色域もそこまで広くありません。
5万~7万くらいのノートPCに多い仕様です。
ただ同じ220nitでも、視野角の狭いTN液晶と、視野角の広いIPS液晶で見え方がだいぶ変わってきます。
Vostro 15 3500は広視野角ディスプレイなので、その中ではマシな方でしょう。
映画ような暗めのトーンのものだと少し見にくさを感じるかもしれませんが、ネット閲覧や資料作成などであれば、問題ないと思います。
画像編集(RAW現像)には不向きです。
インターフェイス(端子類)
USBポートは全部で3つ。全部USB-Aで、USB-Cポートはありません。
あとDVDドライブも付いていません。必要な場合は外付けのものを購入しましょう。
他は、SDカードスロットや有線LANポート、HDMIと種類はまずまず揃っています。SDカードスロットと有線LANポートは、最近の15.6型ノートでは見かけなくなったポートでこの2つが残っているのは良い点です。
Core i3でも十分な性能
インテル第11世代のCore i3はかなり性能が良く、基本的な用途ならこれで十分
です。
PassMarkのベンチマークスコアは6415となっています。
グラフにすると以下のとおり。
グラフの上から歴代のCore i3が並んでいます。どんどんスコアが上がっていって第11世代(赤い棒)でグンと伸びていることがわかります。
そのスコアはCore i5-10210Uに匹敵するほど。第10世代のCore i5と同等ということです。
第11世代のCore i5はさらにその上を行きますが、少なくとも通常使いの範囲ではCore i3でも十分だということを覚えておきましょう。
おすすめの構成
1.【即納】ベーシックモデル (SSD搭載) G-1
Core i3、メモリ8GB、SSD256GBという構成で5.2万円(税込、送料込)になります。
コスパは文句ないです。
しかも即納モデルなので納期が早いです。
2.【即納】プレミアムモデル(大容量メモリー・SSD搭載)Q-1
Core i5、メモリ8GB、SSD256GBという構成にすると6.0万円(税込、送料込)
こちらも即納モデルです。
プレミアムモデルはCPUがCore i5へと性能アップしていますが、ネットや動画鑑賞などの軽めの作業ではCore i3との差はほとんど感じられないと思います。差が出るのは画像編集(RAW現像)など負荷の高い作業ですが、その場合はディスプレイの質がネックとなるので、CPU性能だけアップしてもあまり意味がありません。
価格.com限定モデルも候補の1つですが、納期が遅いのが気になります。
Core i5、メモリ8GB、SSD 256GBで5.5万とDELL直販モデルよりも安くなっていますが、納期遅れが発生しています。2021年2月21日時点で1か月半待ちとなっています。
そんなに待てないという人は、DELL直販モデルを買いましょう。
上で挙げた2つの即納モデルなら、1~2日で届きます。
価格.com限定モデルだと納期が遅いので、急ぐ人はDELL直販がおすすめです。
まとめ
- DELL Vostro 15 3500は安さが魅力
- 正直高級感はない
- ディスプレイは暗め
- Core i3モデルがおすすめ
- DELL直販の即納モデルなら1~2日で届けてくれる