IdeaPad Slim 5i Gen 8 14型の第一印象は・・

LenovoのIdeaPad Slim 5i Gen 8 14型は2023年3月発売のノートPC。

14インチ 16:10ディスプレイ
CPUはインテル第13世代Pシリーズ
メモリは16GBのデュアルチャネル（オンボード）
重量は1.46kg

という特徴があります。

人気のIdeaPad 5シリーズ。2022年の直販ではRyzenモデルだけでしたが、2023年はインテルモデルも直販に入ってきています。

さっそくスペックから見ていきましょう。

◆スペック概要

CPU: Core i5-1340P、Core i7-1360P
メモリ: 16GB (8GBx2)
SSD: 512GB、1TB
ディスプレイ: 14インチ 1920x1200、非光沢、IPS
USBポート: USB-Cx2、USB-A x2
インターフェイス: HDMI、microSD、ヘッドフォン
Webカメラ: FHD(1080p)、プライバシーシャッター
顔認証あり、指紋認証なし
重量: 1.46kg

Core i5を選択したときでもメモリ16GBになっているのが良い点です。

ミドルクラスと言われる機種でもメモリは16GBが当然という時代になってきました。

CPUは第13世代になりさらに性能アップ。画像編集や動画編集にも使える性能です。

ただその分、価格は高めです。
3月3日時点ではCore i5、メモリ16GBという構成で10.0万円（税込、送料込）
Core i7だと12.5万円（税込、送料込）です。

IdeaPad 5シリーズ (500番台）は7万～8万で買えるコスパの良い機種という印象がありますが、本機はインテルモデル、メモリ16GBということでちょっと高めの値段です。（それでも十分コスパは良いです）

より安さを求めるならAMD Ryzenモデルが出るのを待ちましょう。Ryzenモデルもメモリ16GBがデフォとなれば、価格はいつもより高くなるはずです。

◆ディスプレイが少し弱い

ディスプレイは

・1920×1200ピクセル
・アスペクト比 16:10
・非光沢
・輝度 300nit
・色域 sRGBカバー率 63%
・リフレッシュレート 60Hz

という仕様。

新モデルでは16:10ディスプレイが採用されました。

16:9よりも縦が長いので、Webページなどを表示する際の情報量が増えます。

欲を言えば、sRGBカバー率 100%が良かったですね。色にこだわるクリエイターの要望に応えるディスプレイにはなっていないのが残念な点です。

CPUやメモリは性能アップしているのに対し、ディスプレイはちょっと弱めです。

◆インターフェイス

USBポート関係でのマイナスはThunderbolt非対応という点です。

IdeaPad Slim 5i Gen 8にはUSB-Cが２つ、USB-Aが２つ。計４つのUSBポートがあります。

USB-CはThunderbolt 4ではなく、通常のUSB3.2 Gen1です。

・転送速度 5Gbps
・PD対応（タイプC充電可能）
・映像出力対応

となります。

Thunderboltなら40Gbps出るのでその差は大きいです。ただUSBポートで大容量データを転送する機会はそんなにないという人も多いはずなので、許容できる仕様かなと思います。

個人的に気になるのはmicroSDカードスロットの方です。

旧モデルはフルサイズSDだったのに、新モデルではmicroSDへと変更されました。

デジカメの画像データ転送はまだSDカード（フルサイズ）がバリバリ現役なので、SDカードスロットはぜひ付いていて欲しかったです。

◆DELL Inspiron 14との比較

Lenovo IdeaPadとライバル関係にあるのがDELL Inspironです。

InspironはCore i5モデルがまだ発売前ということで、Core i7で比較してみました。


	IdeaPad Slim 5i Gen 8	Inspiron 14 5430
ボディ材質	アルミ合金	アルミ合金
CPU	Core i7-1360P	Core i7-1360P
ディスプレイ	16:10	16:10
sRGB	63%	63%
Thunderbolt	なし	あり
SDカード	microSD	フルサイズSD
重量	1.46kg	1.53kg～
価格	12.5万	12.2万