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【レビュー】Zenbook 14 OLED UX3405MAを使ってみた。Core Ultra 7 155Hの実力は?

今回はZenbook 14 OLED UX3405MAのレビューです【貸出機材提供:ASUS】

ASUS Zenbook 14 OLED UX3405MAは2024年3月発売のノートPC。

  • CPUはインテルCore Ultra 7 155H
  • 14インチ 2.8KのOLED(有機EL)
  • 1.2kgの軽さ
  • 軽くゲームもできる

という特徴があります。

価格は16万とちょっと高めですが、軽さと性能を求める人には良いと思います。定評のあるディスプレイ(OLED)も素晴らしかったです。

まずはスペックから見ていきましょう。

レビュー機のスペック

・型番: UX3405MA-U7161W
・OS: Windows 11 Home 64bit
・CPU: Core Ultra 7 155H
・メモリ: 16GB (8GBx2) オンボード
・SSD: 1TB
・ディスプレイ: 14インチ 2880x1800、光沢、OLED
・USBポート: Thunderbolt 4 x2、USB-A x1
・インターフェイス: HDMI、ヘッドフォン
・Webカメラ: FHD(1080p)、プライバシーシャッター、IR
・顔認証あり、指紋認証なし
・重量: 1.2kg

レビュー機はCore Ultra 7モデル。

6月21日時点の価格は16.5万円(税込、送料込)です。

Core Ultra 5 125Hを選択すると、13.5万と安くなりますが、ディスプレイの解像度がFHDになり、SSD容量も512GBになります。

※価格の最新情報はASUSのオンラインストアで確認してください。

デザイン、ディスプレイ

カラーはポンダーブルー、黒に近い紺色で光の角度によって紺色に見えたり、黒に見えたりします。

ボディ本体は金属製でしっかりとした作り。表面はマットです。

個人的な好みになりますが、金属特有の光沢感があっても良かったかなと思います。

重さは1.20kg
14インチとしては軽めの重量です。

持ち歩き用として使えるPCと言えます。

ディスプレイは

・2880×1800
・縦横比16:10
・光沢、OLED(有機EL)
・リフレッシュレート 120Hz
・輝度(明るさ) 350nit
・色域 DCI-P3 100% (sRGBカバー率に換算すると133%)

です。

OLEDなので彩度が高め。色の鮮やかさは抜群です。

DELL Inspiron 14 5435と比較すると以下のとおり

本機の方が圧倒的に発色が良いです。

また黒もしっかり黒で、暗めのトーンがとてもきれいに見えます。

ただし光沢タイプなので映り込みは少し気になります。

良い: 軽くて丈夫
良い: ディスプレイの色が鮮やか
微妙: 光沢タイプなので映り込みはある

Webカメラ

Webカメラの解像度はFHD(1080p)。顔認証に対応しています。

写りも良好です。

自然な色でコントラストもしっかり。

これまでレビューしてきたPCの中でもベスト3に入るくらい良かったです。これならちょっとしたWeb会議や配信にも使えそうです。

カメラにプライバシーシャッターが付いているのも安心な点。不正なアクセスがあった場合でもシャッターでカメラを隠しておけます。

良い: 自然な色でコントラストもしっかり

ベンチマーク

CPUはCore Ultra 7 155Hです。

PassMarkのベンチマークテストを実施したところ、

シングルスレッド: 3799
マルチスレッド: 19204

という結果でした。

シングルは十分高いですが、マルチの方が伸び悩んでいます。

155Hの平均スコアよりは下です。

軽量ノートということで少し性能を抑えた設計になっているのかもしれません。

ちなみに電源から外した状態で計測すると

シングルスレッド: 2680
マルチスレッド: 22034

となります。

シングルは低下しますが、マルチ性能はなぜか上昇しました。

PCMark 10

PCMark 10はリアルなアプリを使用したベンチマークで、一般的な利用、ビジネス利用、デジタルコンテンツ制作の3種類の作業の快適さを計測するベンチマークソフトです。その結果は以下のとおりです。

ここで注目したのはデジタルコンテンツ制作のスコア

クリエイターPCの中では下位。ビジネスPCとして見るなら上位という位置づけです。

AMD Ryzen搭載機には負けていますが、2023年のインテルCore i5-1340Pよりは上でした。

PhotoshopでRAW現像

PhotoshopでRAW現像10枚にかかる時間を計測してみました

薄型ノートの中では過去最速タイムでした。RAW現像はインテルが得意な分野です。

AIによる画像処理 (Photoshop)

Photoshopのノイズ除去はAIを利用した新機能です。この処理にかかる時間も計測しました。

こちらはAMD Ryzenの方が速いです。この作業はまだNPUに対応していません。なので本機のNPUは動かず、GPUで対応する形になっています。

Davinci Resolveで動画編集

動画編集ソフトのDavinci Resolveで180秒の動画をyoutube用に書き出すのにかかった時間を計測してみました。

書き出しはマルチスレッド性能に依存するのであまり速くありません。ただ動画をカットして繋げたり、字幕を入れたりする作業では、シングルスレッドがメインなのでその作業は問題なくこなせます。

ゲーム性能

定番のベンチマーク、FF 14 暁月のフィナーレ(2021年発売)の結果は以下のとおり。

920×1080 標準品質(ノートPC)という条件でスコアは8516、「快適」という結果で平均フレームレートは60fpsでした。

中量級のFF 14 黄金のレガシー(2024年発売)の結果は以下のとおり。

1920×1080 標準品質(ノートPC)という条件でスコアは6424、「やや快適」という結果で平均フレームレートは43fpsでした。

ゲーム性能は2023年から飛躍的にアップしました。

AMD RyzenのRadeon 780Mをわずかに上回ってますが差はわずかです。ゲームは軽めのものを低設定で楽しむ程度が良いでしょう。

以上のことをわかりやすくまとめると

○ネット、動画鑑賞
○オフィス系ソフトで事務作業
○画像編集
△動画編集
△ゲーム

という快適度になります。

良い: RAW現像の速さはモバイルノートの中で過去最速
良い: 2023年から内蔵GPUの性能が大きく上昇
悪い: 動画書き出しなどCPUのマルチスレッドが効く作業はイマイチ

キーボードの配列と打鍵感

キーピッチ(キーの間隔)は19mm、キーストローク(深さ)は1.4mmです。

EnterキーとBackspaceキーが横をくっついてしまってるのは残念ですが、海外メーカーの配列は大体こんな感じなのでもう慣れてしまってる人も多いでしょう。

打鍵感もまずまず。キーを押したときのクリックがあり、好みの打鍵感です。

バックライトも付いているので、暗い場所で作業する人にもやさしい設計です。

タッチパッドも非常に滑らか。10万以下のPCとの差を一番感じたのはタッチパッドの使いやすさです。

良い: タッチパッド操作が滑らか
微妙: キーの形状

インターフェイス

USBポートはUSB-Cが2つともThunderbolt 4です

・転送速度 40Gbps
・PD対応(モバイルバッテリーから充電OK)
・映像出力可能

という仕様です

あとはUSB-A、HDMIなどが付いています。

SDカードスロットが付いていないのは残念ですが、まずまず悪くないインターフェイスです。

良い: Thunderboltが2つ
悪い: SDカードスロットなし

バッテリー、排気音、熱など

バッテリー容量は75Whです。 
以下の条件でテストしてみました。

・画面の明るさをMAX
・wifi環境
・youtube動画を流しっ放し

結果は約7.5時間。

まずまず優秀なバッテリーライフです。

ファン音は少し大きめ

負荷時のファン音は40デシベルでした。

薄型ノートの平均は35~40デシベルなので許容範囲ですがその中では少し大きいかなと思います。

あと負荷時は熱をもつので、ヒザの上に置いたりするときは注意が必要です。

評価まとめ

悪い点
・クリエイター向けPCの中では性能が低め
・在庫が不安定

良い点
・1.2kgの軽さ
・有機ELディスプレイで色が鮮やか
・Webカメラの写りが良い
・軽めのゲームも楽しめる

基本はビジネスノートとして使いながらも、場面によっては画像編集やイラスト制作なども快適にこなす、そんな使い方が理想的なPCかなと思います。

RAW現像(画像編集)の速さはとても優秀でした。ただPhotoshopのAIの利用した処理や、動画書き出しなどは期待ほどのパフォーマンスではなかったです。

高性能のクリエイターPCとしては物足りなさがあるものの、軽さと性能、そして価格で良いバランスをとっていると思います

同じ1.2kgだとDELLのInspiron 13 5330が比較対象になります

Inspironはディスプレイが2.5Kの液晶です。発色という点ではZenbookの方が上です。

1つ気になるのは在庫。

6月21日時点ではASUS直販には在庫がありません。タイミング次第ですぐ買えるときもあれば、ちょっと待たされることもあるのを覚悟しておきましょう。

ちなみに1つランクを落としたCore Ultra 5 125H搭載モデルだと13.5万まで下がります。

ASUSストア Zenbook 14 OLED UX3405MA

負荷の高い作業はそこまで多くないという人にはこちらをおすすめします。(上記リンクページでCore Ultra 5 125Hを選択してください)

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