先日とあるイベントでHuaweiのP9というスマホを見る機会があったのですが、このスマホに搭載されているカメラがとても写りが良いと評判なのでイベントのスタッフさんに頼んで操作方法などを詳しく教えてもらいました。
結論から言うと、かなり良いです。
ぼくはiPhoneを使っているのですが、このHuawei P9はスマホというよりも高性能カメラとして買いたいそう思わせる一台でした。
Huawei P9のカメラの良さは、暗い所に強いという点でしょう。
一般的にスマホのカメラはセンサーサイズが小さいため、光が少ない環境で撮ると、ノイズが目立ってしまうという弱点があります。
Huawei P9のカメラは2つ付いていて1つ1つのセンサーで得た情報を合成して、1枚の写真を作り上げるメカニズムになっているので、通常よりも暗所に強くなっているのです。
物は試しということで、イベント会場の隅へ移動し、このHuawei P9で写真を撮ってみました。
会場の隅は、このように物置になっていて薄暗い場所です。
この写真はRicoh GR Digital IVというコンデジで撮りました。このコンデジはセンサーサイズが1/1.7型で、コンデジとしては平均以上。ミラーレス一眼よりは下というレベルです。
ISO = 800, F=2.5 SS=1/60という設定です。
同じ場面をHuawei P9で撮ると、こんな感じになります。
Huawei P9の画面をコンデジで撮った写真なので、あまり比較にはなりませんが、パッと見の印象はとても明るくきれいに撮れていました。
画角はコンデジとほぼ同じですね。Ricoh GR Digital IVは28mmですのでHuawei P9もそれぐらいの画角ということになります。
またボケもコントロールすることができます。
これは前ボケにしてみたところです。
画質に関しては、ぼくのコンデジよりも良さそうです。
他のレビューを読んでみたところ、
シャープな画質。
コントラストは高めで輪郭がはっきりしている。
ISOが高くてもノイズが少ない。
ホワイトバランスが優れている。
などなど、高評価でした。
これなら夜景とかもきれいに撮影できそうです。
Huawei P9はマニュアルでも撮れます。
ISOは50~3200まで、シャッタースピードは1/4000~30秒まで設定可能です。
そしてRAWデータにも対応しており、撮った写真をパソコンに取り込んで編集ソフトで加工することも可能です。
これはカメラ中級者でも十分満足できる仕様だと思います。
さらに、カメラのシャッターを切るときのボタンにも工夫が施されています。
例えば縦向きで持ったときは背面の指紋センサーがシャッターボタンに早変わりします。横向きに持ったときは、側面に付いている音量調節ボタンがシャッターボタンになります。特に横向きのときの音量調節ボタンは、デジカメのシャッターボタンと同じ感覚です。
ボタンを押す=シャッターを切る
となっているからです。
「カメラを撮ってる感」が味わえるので、かなり考えられたユーザーインターフェースだと思いました。
もちろん普通のスマホのように画面上をタップすることでもシャッターは切れます。
ふう~ もうかなり気持ちをもっていかれてますw
イベントから帰ってから、Huawei P9で撮った写真をflickrで探してみたところ、かなりハイレベルな写真がいくつも見つかりました。
その中でライセンスフリーのものを数枚紹介したいと思います。
従来のスマホが苦手をするようなシーンでも、この美しさ。
Huawei P9、おそるべしです。