SONY E 50mm F1.8 OSSを買いました。
事前にいろいろ調べていたときに、「撒き餌レンズ」という言葉を初めて知りましたよ。
SONY E 50mm F1.8 OSSのように比較的安くて、写りのいいレンズのことを指します。メーカー側からすると、これを撒き餌にしてユーザーにどんどん高価なレンズを買ってもらいたいというねらいがあるということですね。
価格はアマゾンで2万5千円。レンズを買うのはこれで2本目のぼくには、少し背伸びしてピッタリの価格帯です。
撒き餌・・つまり釣り針は付いていないわけですから、パクッと食いついてしまいましたよ(笑)
APS-C用のレンズなので画角は換算で75mm。
中望遠となるこのレンズはよくボケます。
一般的にボケは、
1.明るい単焦点レンズ(F1.4とかF1.8とかF値の小さいやつ)
2.長い焦点距離のレンズ(=望遠のレンズ)
という条件で大きくきれいなボケになると言われています。
(あくまでレンズの条件だけで言えば)
そういう意味では、SONY E 50mm F1.8 OSSはバッチリこの条件にハマっているわけです。
このレンズはSony Eマウント。つまりぼくが持っているSony α5000にマウントアダプターなしでそのまま装着可能ということです。
他にもSony α6000やNEXシリーズなどを持ってる人にもおすすめです。
最小絞りはF22、最短撮影距離は39cm、重さは約202gです。
レンズを装着したところ。
カメラ本体がシルバーなのでレンズの筐体もシルバーのものを選びました。
レンズフードを装着したところ。
レンズフードが大げさですが、、レンズが長いと「カメラやってます感」が出るので、ぼくのように初心者だけどカッコつけたいって人にはちょうどいいんじゃないでしょうか(笑)
◆75mmという画角
これまで28mmをメイン、35mmや50mmも友人から借りたカメラとレンズで試したことありましたが、75mmは初めてです。
左が28mmで撮った写真。同じ位置で75mmで撮ると右のような写真になります。
言うなれば、左の写真の黄色い四角で囲んだ部分を切り取った写真。それが75mmの画角です。
◆ニコファーレのノートパソコン
SONY E 50mm F1.8 OSSの実力は、薄暗い室内とか、撮影に厳しい条件でよくわかります。
F=4.0、ss=1/60、ISO=1600
上の画像は先週、六本木ニコファーレであったノートパソコンの新製品発表会でそのノートパソコンを撮った写真。
会場のライティングがかなり悪い中、パソコンの美しい液晶をうまく表現できていると思います。後からパソコンで自分の写真を見て、びっくりしたぐらいです。
上の写真は、背景がごちゃごちゃしていて、構図的にはダメなんですが、背景がボケてくれてるのでそこまで気になりません。
仮に28mm、F2.8ぐらいのレンズで撮っていたら、ここまでスッキリとした印象はなかったはずです。
◆焼肉屋で肉を焼いてるところ
こちらは焼肉屋で焼いてる肉のアップ。
F=2.8、ss=1/80、ISO=3200
料理やご飯を撮るのに、75mmはちょっと長すぎかなという気がしますが、慣れればもっとうまく撮れるはずです。
上の写真は、ピントが肉のやや手前にきており、肉の表面全体をカバーできていません。角度や絞りの問題もあるのですが、基本的に40~50cmの距離で近接しようとすると、被写界深度は浅くなるみたいなので、ピントをバシッと合わせるのは難しくなりそうです。
距離が1mぐらい離れていれば問題なさそうですが、レストランなどの席だと1m離れると他のお客さんの迷惑になったりすることを考えれば、料理メインで撮りたい人にはこのレンズはあまりおすすめではありません。
ピントの問題とは別に、写りに関しては文句なし。先ほどの焼肉(タン塩)もとても美味しそうに撮れました。
◆六本木けやき坂のイルミネーション
けやき坂とイルミネーションを少しアンダーめで撮ってみました。
F=2.0、ss=1/80、ISO=250
絞りはF=2.0。夜景なので普通だとISO=800~1600っていうシーンですが、明るいレンズのおかげでISO=250で撮れます。
手持ちで夜景を撮ったとは思えないぐらい良い画質です。
ちなみにイルミネーションを思いっきりボカして撮るとこんな感じになります。
F=2.0、ss=1/80、ISO=160
◆夜の公園
F=2.0、ss=1/40、ISO=3200
さすがにISO=3200だとボケが少し汚いかな。
それでもピントがきてる蛇口の部分はきれいに写っています。
◆店先に飾ってあったフィギュア
ついうれしくなって夜や室内を撮ってしまいますが、普通に昼間も撮ってみました。
F=2.5、ss=1/1600、ISO=100
◆アロエの花
F=2.2、ss=1/250、ISO=100
順光よりも逆光の開放が圧倒的におもしろいです。
アロエのトゲに光が当たってそれが全部玉ボケに。
肝心の花はしっかり解像。
しかしアロエの花ってこんなんだって知ってました?
◆海に沈む夕日
F=2.8、ss=1/1600、ISO=100
75mmは海での夕日を撮るのにピッタリの距離。縦の構図もうまく決まってくれます。
景色が良かったのか、レンズが良かったのかわかりませんが納得の一枚となりました。
◆ユーザーの評価も高い
価格.comの評価は4.7点(5点満点中)
アマゾンのカスタマーレビューは4.9点(5点満点中)
とユーザーの評価も高いです。
・キットレンズからのステップアップに最適。
・ボケが美しい。
・Eマウントレンズなら避けて通れないレンズ。
・手ぶれ補正が効いているのがうれしい。
・ポートレートやブツ撮り、スナップもOK。
という意見は、ぼくも買うときに参考にしました。
アマゾンだと現在この価格です。
⇒ ソニー SONY 単焦点レンズ E 50mm F1.8 OSS APS-Cフォーマット専用