Sonyの高級コンデジRX100シリーズが更新されましたね。
新しいRX100M6は24-200mmの光学8.3倍ズームレンズを搭載しています。
先代のRX100M5が24-70mmの画角でしたから、さらに望遠側を充実させたレンズとなっています。
これに対し、「望遠側はそんなにいらないのに~」という不満の声と「望遠、待ってた待ってた!」と支持する声に分かれるようです。
ぼくもどちらかと言えば望遠不要派ですが、たぶんそういう人は普段から単焦点レンズを重視するようなタイプで、いくらコンデジと言ってもそれなりの画質を求める人なのではないかと推察します。
今回のRX100M6は200mmまで望遠になったせいで、F値も「F1.8~2.8」から「F2.8~4.5」と暗くなりました。
しかもF=2.8で撮れるのは広角の24mmのみらしいです。25mmからF=3.2になります。
24mm F2.8
25mm~ F3.2
35mm~ F3.5
40mm~ F4.0
100mm~ F4.5
とF値は変動します。
夜の風景を撮ろうと思ったらF2.8はちょっと厳しいかもしれません。F1.8とF2.8の差がどれくらいデカいかは、実際に撮ったことがある人はわかるでしょう。
特にセンサーサイズが1型で、APS-Cやフルサイズのカメラよりも暗所に弱いセンサーなのでF1.8の明るいレンズで画質を落とさないようにしたいところ。
なのでF2.8に不満を持つ人は、先代のM5(F1.8~2.8)を安く買う方がいいかもしれません。
マップカメラだとRX100M5はこの価格です。
⇒SONY (ソニー) Cyber-shot DSC-RX100M5
今回のM6はAF性能がM5よりも上がってます。
また重さも301gとほとんど変わりません。
24~200mmという画角があれば、それだけでもうほとんどのものが撮れてしまうのでとても便利です。
旅の記録写真とかに使うなら、M5よりも良さそうです。
ただ価格が14万もしますから、それが一番のネックかなという気がします。
似たようなコンデジでパナソニックのLUMIX TX2に対し、以前厳しい評価をしました。
・LUMIX TX2は340gでさらに重い。
・グリップも悪い。
・背面液晶がチルトしない
などRX100M6よりも明らかに悪い点がありますが、こちらは9.7万と10万を切ります。
そう考えると、LUMIX TX2も悪くないのかな~という気がしてきますね。
ただいろいろ考えると、コンデジに10万出すなら、レンズ交換式カメラの世界へいっちゃった方が幸せになれるんじゃないかな~と思います。フルサイズじゃなくてAPS-Cや4/3であれば、ボディが200g台300g台のものがありますからね。
レンズ交換式カメラを買うほどじゃないけど、スマホじゃ満足できない・・そういう人たちがどのくらいこの高級コンデジを買うか見物です。