普段はストリート(屋外)で街の景色と人を撮ってるぼくですが、最近は暑いので室内でブツ撮りみたいなこともしています。
これは小さいネコのフィギュアを撮ったやつ。
ブツ撮りをwikipediaで調べると、「照明の構成によって被写体の形状や質感を的確に描写し・・」と書かれてあります。
この意味で言うなら、ぼくの撮り方はブツ撮りとは言えないのかもしれません。被写体は逆光でシルエット。質感が失われてますからね。
しかしこれも100%光をコントロールして小物を撮ることには変わりないので、広い意味でのブツ撮りだとぼくは思っています。
光をコントロールすることはとても良い勉強になります。スナップとか屋外で撮るとき用の「光を見つける脳」を鍛えることもできます。
上の写真はiPhoneのLEDライトだけで撮りました。
他にも下のような定常ライト(2千円くらい)を使うことがありますが、基本的にライティング機材にはほとんどお金はかけません。
撮影のセッティングを工夫すれば大丈夫です。
例えば、これは別の写真の撮影風景
お見せするのが恥ずかしいくらいのショボさです(笑)
定常ライトを部屋の扉の後ろに配置し被写体を逆光に。
被写体の前にはアルミホイル。これは前ボケ用のアイテムです。
アルミホイルは少しクシャとさせて使用します。
後は、室内の電気を消して撮るだけ。
それでこんな写真になります。
あのショボさがうそのようにちゃんとした写真になりました。
アルミホイルで作った前ボケが効いてるかな~と思ってます。
被写体にこだわりはなく、ただちょうどいい大きさのモノがたまたまネコのフィギュアだったというだけ。
なんでもいいわけです。
むしろ、被写体へのこだわりがない方が、それだけライティングのことへ頭を回すをことができるのでいいかもしれません。
まあ一応被写体は写真の世界観を壊さないものという条件がありますね。
カメラはSonyのミラーレス(4万円)
レンズは50mm(換算75mm)の単焦点(2.5万円)を使っています。
こんなふうに、ブツ撮りと言っても、商業写真とはまたちょっと違った撮り方も楽しいです。
舞台裏を明かすのはあまり好きではないのですが、一応100枚くらい撮ってベストを選んでいます。
お金をかけずに、時間をかける。
楽しいからできることです。
アマチュアならではの楽しみ方と言えるのではないでしょうか。
カメラとレンズがあれば2千円くらいの定常ライトを買うだけ。
まずは簡単なやつから始めてみましょう。
ぼくが使ってるのはこれです