AMDのRyzen第3世代CPU(ノートPC用)もだいぶ出回り始め、そのベンチマークもサンプル数が増えてきました。
PassMarkのベンチマークはまだサンプル不足で信頼に足るものではありませんが、Cinebenchのスコアは大体の傾向が出てるように思います。
以下がそのベンチマークスコアをグラフにしたものです
Ryzen 3 3300U
Ryzen 5 3500U
Ryzen 7 3700U
それぞれのスコアは510、620、701となっています
◆Ryzen 5について
第2世代から第3世代になり、6%アップ
Core i5-8265Uと比べ、13%ほどRyzen 5-3500Uの方が上
◆Ryzen 7について
第2世代から第3世代になり、6%アップ
Core i7-8565Uと比べ、24%ほどRyzen 5-3500Uの方が上
ということがわかります。
今後も数値は変動するので、まだ確定というわけではありませんが、サンプル数を増やしても第2世代のRyzenはCore iシリーズより上という結果でしたから、今回の第3世代のRyzenも同様の結果になるのではないかと思います。
RyzenシリーズはCPUや内蔵GPUのパワーがある代わりにバッテリー性能が少し落ちます
同じメーカーの同じ機種で比べた例だと
Core i5-8265Uなら14時間もつ
Ryzen 5-3500Uだと11時間くらい
と約7~8割くらいのバッテリーライフになっています。
持ち歩きする人は注意しましょう。
ただこれでも第2世代よりだいぶ改善されているので、バッテリーもちが悪くて困るってことはないと思います。
あくまでIntelと比べるとちょっと短いよってことです。
同じメーカー、同じ機種でCore iシリーズを搭載したPCとAMD Ryzenシリーズを搭載したPC、2種類を販売している場合がありますが、
・CPU性能ならRyzen
・グラフィック性能もRyzen
・バッテリー性能はCore i
・価格はRyzenが安い
と総合的にはRyzenの方がおすすめの場合がよくあります。
知名度も少しずつ上ってきており、さらに人気が出るのではないでしょうか。