LenovoのIdeaPad Slim 5i Gen 9 15.3型は2024年3月発売のノートPC
- CPUはCore 5 120U。2023年のCore i5-1335Uとほぼ同じ
- ディスプレイの色域は広い(sRGBカバー率100%)
- ボディはアルミ合金
- 価格は抑えめ(10万以下)
という特徴があります。
ミドルレンジのPCです。ネット、動画視聴、ワードエクセルに軽めの画像編集(RAW現像)までが守備範囲といったところになるでしょう。
動画編集やゲーム用としてはちょっと厳しいと思います。
スペック概要
CPU: Core 5 120U、Core 7 150U メモリ: 16GB 5200MHz SSD: 512GB、1TB ディスプレイ: 15.3インチ 1920x1200、IPS、非光沢 内蔵グラフィックス: Intel Graphics Webカメラ: FHD(1080p)、IR、プライバシーシャッター 顔認証あり、指紋認証はオプション USBポート: USB-C x2、USB-A x2 インターフェイス: microSD、HMDI、ヘッドフォン バッテリー: 57Wh、動画再生時間9.8時間 (JEITA3.0) 重量: 1.79kg
3月1日時点で、Core 5 120Uのモデルが9.4万円(税込、送料込)です。
驚くほどの安さではないものの、このスペックとしては悪くない価格です。
Core 5 120Uのベンチマークは以下のとおり
2023年のCore i5-1335Uよりは少し上という程度です。
第13世代のCore i5-1335U搭載のPCが大体7万~8万くらいが相場でした。
本機は、
・ボディがアルミ合金
・ディスプレイの縦横比が16:10
・Webカメラが1080p (安いPCは低解像度の720pが多い)
・しかも顔認証対応
・USB-CポートがPD対応 (モバイルバッテリーから充電可能)
とミドルクラスとしての条件を満たしており、これだけで8万以上の価値はあると言えます。
さらにディスプレイの色域が広いです。sRGBカバー率が100%あるので画像編集(RAW現像)を行うのもOKです。
それらを加味すると、9.4万という値段も妥当なところでしょうか。
10万以下で そこそこの性能で 大きな欠点もなく ディスプレイもきれい
というポイントを抑えているので、多くの層におすすめできるPCだと思います。
その他の特徴
◆USBポート4つ
USB-CはThunderboltではないものの、2つともPD対応です。USB-Aも2つあり合計4つ。USB-Cの1つは電源ポートを兼ねているので常時空いているポートは3つです。
◆microSD
本機はmicroSDカードスロットが付いています。クリエイター向けPCのIdeaPad 「Pro」の方はフルサイズのSDカードスロットでした。この差別化は納得感があります。
◆メモリは増設不可
デフォルトで16GBあるのでこのクラスのPCなら十分でしょう。
メモリ32GBが必要なら上のクラス、IdeaPad Pro 5が16万であります。