第10世代のCPU、Comet Lake、Ice Lakeのベンチマークスコアを速報したのが2019年の11月。
それから3ヶ月経ち、だいぶ数値に変動があったようなので改めてスコアをまとめてみました。
2019年11月のスコア | 2020年2月のスコア | 変動率 | |
Core i7-10710U | 13233 | 12444 | -5.96% |
Core i7-10510U | 9481 | 9552 | 0.75% |
Core i5-10210U | 9010 | 8517 | -5.47% |
Core i3-10110U | 5930 | 5738 | -3.24% |
Core i7-1065G7 | 10828 | 10478 | -3.23% |
Core i5-1035G4 | 10199 | 8990 | -11.85% |
Core i5-1035G1 | 9125 | 8805 | -3.51% |
Core i3-1005G1 | 5776 | 6098 | 5.57% |
末尾「U」がCometLake
末尾「G+数字」がIceLake
11月のときよりもスコアは全般的に低下しています
特に変動率が大きいのはCore i5-1035G4で-11.85%でした
これは11月のときの速報スコアが高めに出てたと見るべきでしょう
2月のスコアは8990となっていて、ちょうどCore i7-8565U相当です
新しいCore i5 ≒ 1つ古いCore i7
というのはこれまでのIntelのCPUの傾向としてあるので、今回のスコアはあるべき姿に落ち着いたかなという見方ができます
CometLakeのCore i7-10710Uは6コア12スレッドと他よりもコア数が多いCPUです。そのため、PassMarkのベンチマークスコアは12000オーバーとかなり高い数値になっています
◆コスパは良いのはCore i5?
普通のノートPCでよく見るのが、
Core i7-10510U
Core i5-10210U
Core i3-10110U
のCometLake3つです
Core i7-10510Uは11月からの変動率がわずかにプラス
Core i5-10210Uの変動率はマイナス
これによりCore i5とi7の差は広がっています
ただ、そうは言ってもスコアにして10%程度の差ですから、大きくはありません。
Core i5とi7の価格差にもよりますが、普通に使う分にはCore i5で十分でしょう
さらにコスパを求めるなら、1ランク下のCore i3でも十分快適です
今のCore i3はCore i7-7500U(2017年のCore i7)より上です
◆CometLakeとIceLakeの差
今回のスコアを見ると、
IceLake(末尾G) > CometLake(末尾U)
という傾向がありそうです
前回11月と今回の2月でこの傾向は変わっていないので、これに関してはまずまず信頼度は高そうです
しかし差自体は小さいので、あまり気にする必要はないかと思います
・第10世代CPUのベンチマーク調査
・3ヶ月前の速報値よりスコアが低下
・ざっくりいうとCore i5 = 1つ前のCore i7
・IceLake(末尾G) > CometLake(末尾U)だが差は小さい
・Core i3-10110Uでも2017年のCore i7よりスコアは上