インテル第12世代AlderLakeのベンチマークが少しずつ出始めています。
2月15日時点でのCore i7-1270PのPassMarkスコアは
シングルスレッド: 3824
マルチスレッド: 22842
と出ています。
まだサンプルが少ないので今後数値変動はあると思いますが、それにしてもかなりインパクトのあるスコアです。
馴染みのあるマルチスレッドから見ていきましょう。
Core i7-1270PはTDPが28Wで、45W枠のCore i7-11800HやRyzen 7 5800Hを上回っています。非常に驚く結果です。
これはつまり、通常の薄型ノートでLightroomやPhotoshopが超快適に動くような高性能なパソコン、それがもうすぐやってくるということです。楽しみですね。
2021年に騒がれたM1 Proともいい勝負しています。M1 ProはGPU性能も優秀なので単純な比較はできませんが、それでも期待が高まるスコアであることは間違いありません。
シングルスレッドのスコアも高いです。
こうなってくると、Core i5がもはやミドルスペックとは言えないレベルです。まだベンチマークは出ていませんが、Core i7-1270PがこのレベルならCore i5も相当です。
第12世代のCore i5は、画像編集などのクリエイティブな作業にバリバリ使える性能があるはずです。
そこで重要になるのがメモリですね。
ですが、大手メーカーがその辺をどのくらい認識できるているか微妙です。
これまで通りCore i5 + メモリ8GBといった組み合わせを売ってる場合ではなくなると思うのですが、どうでしょう? いち早くメモリ16GBの選択肢を入れてくれるメーカーはセンスあるメーカーだと思います。Core i7もこの分ならメモリ32GBの選択肢があっても良さそうです。
第12世代のCPUを搭載したノートPCは2022年春以降に本格販売の予定です。
その頃にはさらにサンプル数が増えたベンチマーク結果をお知らせできるかと思います。