ideapad MIIX 700のレビュー。昨日の続きです。
前回の記事はこちら
⇒ 【レビュー】ideapad MIIX 700を使ってみた感想を3000字書いてみた(その1)
◆キーボードはノートPCの水準には達していない
軽くて薄いタブレットPCにありがちなことですが、キーボードがガッツリ長文を書くには耐えられない設計になっています。
キートラベル(キーの深さ)は1.2mmくらい。普段から浅いキーボードを打ってる人なら問題ないかもしれません。
タブレットメインで使う予定の人は気にする必要はありませんが、ノートPCとしてこのideapad MIIX 700を使いたいと思ってる人は実際に家電量販店などでさわって確かめた方が良いでしょう。
もし気に入らない場合は、もっとキーボードがしっかりしたタイプをおすすめしたいので、同じレノボのThinkPad X260とかT460sの方が良いと思います。
◆ideapad MIIX 700にトラックポイントを付ける
ノートPCとしてガッツリ使うにはイマイチと言いましたが、タブレット、ノートPC、2つをどうにか両立させる方法が1つあります。
それは、別売りのトラックポイントキーボードを買うことです。
そしてideapad MIIX 700のタブレット部分と、別売りのトラックポイントキーボードをペアリングさせるのです。
こんな具合に。Bluetooth接続(ワイヤレス)なので、これがなかなか快適です。
キーボードの打ち心地も圧倒的に良くなりました。
キーボードにはあの赤ポチが付いています。
これならThinkPad X1 Tabletを買えばいいじゃないかと思われるかもしれませんが、X1 Tabletを買うよりも【ideapad MIIX 700 + トラックポイントキーボード】を買う方が安上がりなのです。
ideapad MIIX 700でキーボードを快適に使うには、こういう奥の手もあることを覚えておいても損はないでしょう。
⇒ ThinkPad Bluetooth ワイヤレス・トラックポイント・キーボード
◆バッテリー持続時間
・wifi接続
・youtubeで4k動画を1つフルスクリーンで流し続ける
という条件でどのくらいバッテリーがもつか実験したところちょうど約6時間でした。
ぼくは普段、ネットのニュースなどをチェックしたり、ブログの更新をしたりする程度で、今回の実験よりも軽めの作業が多いのでバッテリーも7、8時間はもつだろうと思われます。
1kg未満のタブレットPCのバッテリー性能としては平均的なレベルです。
◆USBポートやスロット
タブレットの右サイドにはUSB3.0 micro HDMI
左サイドにはUSB2.0(給電機能付き)
そしてすごく見つけづらいですが、キックスタンドを広げた裏側にmicro SDカードスロットがあります。
◆驚くほどのコスパ
驚くのは価格です。いまLenovoではideapad MIIX 700を40%オフで販売しています。
本記事で紹介したモデル(製品番号 80QL00GNJP)は103,680円です。Core m5、メモリ8GB、SSD256GBという十分なスペックでこの価格です。
一番安いモデル(製品番号 80QL00GPJP )はCore m3、メモリ4GB、SSD128GBというスペックで84,888円。これはSurface Pro4よりもかなり安い価格です。
SurfaceにはMS Officeが付いてきますが、ideapad MIIX 700にもOffice付きモデルが用意されています。こちらも9万円台と驚きの価格です。
◆総合評価
長所
・0.75kgのタブレットで持ち運び自由
・液晶ディスプレイが綺麗
・Core m + SSDでサクサク動く
・驚くほどの安さ
短所
・付属のキーボードはガッツリ文章作成には不向き
・筐体が熱くなりやすい
3~5万の安いタブレットも多くありますが、ideapad MIIX700はそれよりは1ランク上、いや2ランク上の性能であることは強調しておきたい点です。
文字入力メインの用途にはちょっと厳しいですが、それを言うとSurfaceも同じなので現段階ではしょうがないのかなという気もします。
またぼくのようにThinkPadファンであれば、別売りのトラックポイントキーボードを買うという手もあるのでぜひ考えてみてください。軽くて性能のいいタブレット、それにキートラベル2.1mmのキーボードが付いてくれば最強です(笑)
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