LenovoのIdeaPad Slim 5 Light Gen 10は2024年10月発売のノートPCです。
・1.15kgの軽さ
・13.3インチ 16:10の液晶、100%sRGB
・CPUはRyzen 7035 HSシリーズ (中の上)
・11.0万とまずまずの安さ
IdeaPadの中で「Light」が付く本機は他のIdeaPadとの差別化という意味では特徴があります
軽さを求める人には魅力的でしょう。
ただし、軽さならHPのPavilion Aero 13-bgが強いです。
Pavilionと比較しながら本機の評価を書いてみたいと思います。
◆スペック概要
CPU: AMD Ryzen 5 7535HS、Ryzen 7 7735HS メモリ: 16GB 増設不可 SSD: 512GB 内蔵グラフィックス: Radeon 660M、 680M ディスプレイ: 13.3インチ 1920x1200、100%sRGB Webカメラ: FHD (1080p)、IR、プライバシーシャッター USBポート: USB-C x2、USB-A x2 インターフェイス: HDMI、microSD、ヘッドフォン 重量: 1.15kg
10月13日時点での価格はRyzen 5モデルが11.0万円(税込、送料込)、Ryzen 7モデルが13.6万円(税込、送料込)です。
CPUはRyzen 5 7535HS、Ryzen 7 7735HS。
2023年のCPUですが、性能はまずまず高いです
PassMarkのベンチマークスコアは2024年のRyzen 7 8840Uと同等。最新のRyzen AIには及ばないものの、3年前のハイエンド機よりは高い性能を有しています。
軽めの動画編集などにも適用できるでしょう。
ただしメモリは16GBで増設不可。ディスプレイ解像度もFHDです。
バリバリのクリエイター向けとは言えません。
でも
・まずまず軽い
・性能も「中の上」クラス
・ディスプレイの色域が広い(sRGBカバー率100%)
という一定の条件を満たしており、10万ちょいで買いたい人向けにはちょうどいいPCなのかなと思います。
◆Pavilion Aero 13-bgとの比較
ライバルはHPのPavilion Aero 13です。
上位モデル同士で比較すると以下のとおり。
IdeaPad Slim 5 Light | Pavilion Aero 13-bg | |
CPU | Ryzen 7 7735HS | Ryzen 7 8840U |
PassMarkベンチ | 23980 | 23821 |
メモリ | 16GB | 16GB |
SSD | 512GB | 1TB |
iGPU | Radeon 680M | Radeon 780M |
USBポート | USB-C x2 USB-Ax2 | USB-C x2 USB-Ax2 |
重量 | 1.15kg | 0.99kg |
価格 | 13.6万 | 14.5万 |
CPU性能はほぼ同じです。
SSD容量はPavilionが1TBあるので優位
内蔵グラフィックスもPavilionが優位です。
そして重量もPavilionが軽いです。
1.0kg前後での160g差は体感としても結構大きいです。
10月13日時点での価格差は9千円。Pavilionが少し高いです。
この差なら、Pavilionを買いたいかなと思います。
ちょうどいまは決算セールです。
IdeaPadはさらに1万から1.5万くらい安くならないと苦しいですね。Lenovoは割とすぐ値下げすることもあるのでそれを期待したいです。