Lenovoのideapad MIIX 700はコスパの良い2in1PCです。タブレット本体は750gと軽く、付属のキーボードを足しても1.08kgです。
最初にサラッとコスパが良いと書きましたが、本当に安いです。後に詳しく書きますが、Surface Pro4やMateBookよりも格段の安いので「これで本当に大丈夫?」って思ってしまうくらいです。
◆主なスペック
CPU: Core m3、m5
メモリ: 4GB、8GB
SSD: 128GB、256GB
グラフィックス: Intel HD 515
ディスプレイ: 12インチ 2160×1440 FHD、IPS
サイズ、重さ: 292×210×9mm 0.75 kg 293×224×14.5mm 1.08kg
CPUはCore mシリーズ。タブレット型PCによくあるタイプのCPUです。大体Core i3-5005U(一世代前のCore i3)レベルのパワーだと思っておけばいいでしょう。ネット、動画鑑賞、文章作成など基本的なことは問題なくこなしてくれます。
Core mは消費電力が低いのでファンを載せる必要がなく、そのおかげでファンの回転による音を気にすることなく作業に集中できます。
レビュー機はCore m5-6Y54、メモリ8GB、SSD256GBの最上位モデルです。型番で言うと、80QL00GNJPになります。ちなみにこのスペックで価格は103,680円(税込み、送料込み)となっており、一番安いモデルだと8万円台からです。
◆見た目、デザイン
キーボードを付けた状態で閉じたときはこんな感じです。
タブレット本体の厚さはわずか9mmです。
0.75kgなので片手で持っても全く苦になりません。
ideapad MIIX 700のデザインで一番感心したのはこのキックスタンドです。
わかりますかね?このヒンジの部分。この部分が自由に曲がるので角度を何段階にも調整できます。
このキックスタンドをおかげでタブレットを立たせたときに非常に安定感があります。
キーボードなしでタブレット単体で立ってるときも安定します。
◆液晶ディスプレイは高解像度
2160×1440の高解像度ディスプレイ。IPS液晶なので視野角も広いです。
このディスプレイで写真や動画を見ると、本当に鮮やかでびっくりします。一度このきれいな液晶に慣れてしまうと、2年前に買った別のパソコンの液晶がショボく映ってしまいます。
デフォルト(推奨)では150%の拡大表示になっていて、Yahooのトップはこんな感じに見えます。
作業領域はHD(1366×768)より少し広めです。これでも少し文字が細くても見づらいという人がいるかもしれません。その場合は文字のフォント設定を変更して使いましょう。
もし150%の拡大表示をやめて100%(原寸)にすると、Yahooのトップがこんな感じに見えます↓
これはさすがに小さすぎて見づらいでしょう。やはり推奨の150%拡大表示で使うのがベストだと思います。
◆タブレットとしての操作性
ソファで横になりながら、片手で持って操作することも可能で、とても便利です。
文字入力は仮想キーボードで行います。
通常は横向きで使いますが、縦にして使っても良さそうです。
その方が画面に多くの情報が入るのでとても効率的です。
◆CPUの性能と熱くなる筐体
Youtubeで、4k動画を3つ同時に再生(普通のサイズで)してみるとCPU使用率が50%以上になります。
同条件をCore i5で試したら、CPU使用率は30%前後だったのでやはりCore mシリーズはそこまでパワーはないことがわかります。
動画を数分再生しただけですが、タブレット本体はかなり熱を帯びていました。
特に筐体の右サイドは熱くなりやすいようです。ちょうどタブレットを持ちあげるときに触る場所なので、気を付けないといけません。
ファンレスで静かなのは良いことですが、熱設計がうまくいっていないのかもしれません。熱暴走というほどのものではないですが、同じレノボの製品でThinkPad X1 Tabletにも同様の事例が報告されています。
PCモードとして机の上で使う分には問題なさそうですが、ベッドに寝ころんで動画を見るというような状況では、熱くなりやすい筐体は大きなマイナスポイントでしょう。
ただしこの熱問題はSurface Pro4でも見られる現象らしく、ideapad MIIX 700だけが悪いというわけではなさそうです。
◆SSDはサムスンのPM871
SSDは256GB、この手のタブレットPCとしては十分な容量だと言えます。
型番はMZNLN256HCHP-000L2
SamsungのPM871シリーズです。
ベンチマークをとってみました。
SATAのSSDとしては平均以上の速度です。
CPUがCore mシリーズで少しパワー不足ですが、このSSDがあるおかげでWindowsの起動やアプリケーションの立ち上げなどがスムースになっています。
~~~
今日はここまで。
キーボードや気になる値段のことは明日に続きます。