- 2021~2022年にレビューしたビジネスノートが対象
- 実機をさわって確認済
- 主な評価はキー配列と打鍵感
- 打鍵感は主観もちょっと入ってる
数年前までは「うわ、これはちょっとキツいな」というキーボードがありましたが、最近はそこまでハズレはないです。
◆Lenovo IdeaPad Slim 570 (14インチ 1.38kg)
配列 ×
打鍵感 〇
タッチパッド 〇
バックライト 〇
LenovoのIdeaPadシリーズは大体この配列。
EnterキーやBackspaceキーが横とくっついているので見た目は良くない。
打鍵感は良い。ストロークは1.2mmと浅いものの、適度な反発があってタイプした指を跳ね上げてくれるので次のキーへ移動しやすい。タッチパッドの操作性も良好。
他にもThinkBookシリーズやYogaシリーズが同じ配列を採用。
◆Lenovo IdeaPad Slim 370i (14型 1.43kg)
配列 ×
打鍵感 △
タッチパッド △
バックライト ×
同じIdeaPadでも300番台になると一気に質が悪くなる。
ボディが樹脂(再生プラスチック)なので、キーやタッチパッドの安定感がない。
IdeaPadを買うなら500番台がおすすめ。
◆DELL XPS 13 Plus 9320 (13.3インチ 1.23kg)
配列 〇
打鍵感 △
タッチパッド 〇
バックライト 〇
DELL XPS Plusは新しいデザイン。
ストロークは1.0mmと浅いが打鍵は悪くない。配列もきれい。
ただ、最上段のDeleteやHome、End、PrtScなどのマルチメディアキーがタッチ式なのでブラインドタッチできない。最上段だけ使いづらい。
◆DELL Inspiron 14 AMD (5425) (14インチ 1.5kg)
配列 △
打鍵感 〇
タッチパッド 〇
バックライト 〇
DELLのInspironは2022年からEnterキーが大きくなった。横とくっついてるので見た目はマイナスだが妥協できるラインかと。
打鍵感も良好。IdeaPadよりは柔らかくてストロークも深い。
◆DELL Inspiron 16 AMD (5625) (16インチ 1.87kg)
配列 △
打鍵感 〇
タッチパッド 〇
バックライト 〇
16インチのInspironも14インチと同様の評価。
16インチと言ってもテンキーはないので注意。
◆ASUS Zenbook S 13 OLED (13.3インチ 1.1kg)
配列 ×
打鍵感 △
タッチパッド 〇
バックライト 〇
ASUSが2022年に出したフラッグシップ機も配列はダメ。
EnterキーやBackspaceキーが横とくっついているパターン。
「¥」キーがめちゃくちゃ小さいが、実用での影響は小さい
打鍵感は普通。タイプするとスッと入っていく素直なキーで柔らかめ。
◆Surface Laptop Go 2 (12.45インチ 1.13kg)
配列 △
打鍵感 〇
タッチパッド 〇
バックライト ×
Surfaceは配列がまずまず良い。それでもEnterキーの下半分が細いので、たまに小指が届かないことがある。
打鍵感は柔らかめ。カチャカチャというよりコトコトで音も小さい。外でタイプしても迷惑にならなそう。
バックライトはない。
◆dynabook GZ/HV (13.3インチ 875g)
配列 〇
打鍵感 〇
タッチパッド 〇
バックライト ×
dynabookは配列がきれい。
半角全角キーが小さいが、CapsLockで代用できるのでOK。
打鍵感も良い。キーを押し下げた後の反発力が適度にある。
惜しいのはバックライトがない点。
◆HP Pavilion Aero 13-be (13.3インチ 975g)
配列 ×
打鍵感 〇
タッチパッド △
バックライト 〇
HP Pavilionは配列が独特。Enterキーが右端にないので慣れるまで時間がかかる。
打鍵感は良い。キーストロークは1.3mmでクリック感がある。
タッチパッドは少しマイナス。スクロール時に引っかかることがあった。
◆HP ENVY x360 13-bf (13.3インチ 1.33kg)
配列 〇
打鍵感 〇
タッチパッド 〇
バックライト 〇
HP ENVYは例の「Enterキーが右端にない」パターンから改善。配列がきれいになった。タイプしたときのクリック感もあって良い打鍵感。
HP Spectreもこれと同じ配列。タッチパッドはさらに滑らかになっている。
◆評価まとめ
メーカー | 機種 | 配列 | 打鍵感 | タッチパッド | バックライト | 価格 |
Lenovo | Yoga 770 | × | 〇 | 〇 | 〇 | 16.4万~ |
Lenovo | IdeaPad Slim 570 | × | 〇 | 〇 | 〇 | 8.0万~ |
Lenovo | IdeaPad Slim 370i | × | △ | △ | × | 7.0万~ |
DELL | XPS 13 Plus 9320 | 〇 | △ | 〇 | 〇 | 20.7万~ |
DELL | Inspiron 14 5425 | △ | 〇 | 〇 | 〇 | 8.4万~ |
DELL | Inspiron 16 5625 | △ | 〇 | 〇 | 〇 | 8.8万~ |
ASUS | Zenbook S 13 OLED | × | △ | 〇 | 〇 | 19.0万~ |
Microsoft | Surface Laptop Go 2 | △ | 〇 | 〇 | × | 9.2万~ |
dynabook | dynabook GZ/HV | 〇 | 〇 | 〇 | × | 12.2万~ |
HP | Pavilion Aero 13-be | × | 〇 | △ | 〇 | 8.5万~ |
HP | ENVY x360 13-bf | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 12.4万~ |
HP | Specre x360 14-bf | 〇 | 〇 | ◎ | 〇 | 17.5万~ |
こうして表にしてみると、高級な機種はキーボードにもお金かけているなというのがよくわかります。
そんな中、10万を切る価格でまずまずの評価を獲得したのがDELLのInspironシリーズ。
予算が少ない人はInspironがおすすめです。
日本メーカー(正確には台湾ですが)のdynabook GZ/HVは流石の出来。
875gという超軽量で質の良いキーボードを兼ね備えています。
HPのENVYやSpectreはキーボードにお金かけてます。
CPU性能が少し低めですが、ビジネス用ノートとして使うなら十分でしょう。
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