ノートパソコンに10万とは言いません。
10万円出せとは言いませんが、5万だとちょっと厳しい。
間をとって7~8万出せば、けっこういいやつ買えますよって話です。
各メーカー、大体10万円ぐらい出せば良いものは揃ってます。自分好みの一台を探すのも簡単です。
◆5万円以下の選択肢(その1)
ところが5万円以下となると、一気にどのメーカーも似たり寄ったりになってきます。CPUは低性能のセレロン、HDD500GBで重さは2kgオーバーというスペックが普通です。
ここ数年はCPUの進歩が停滞しているせいか、セレロン、HDD500GBというスペックのノートPCをここ数年嫌と言うほど見てきました。
もちろんこれでも基本的な作業は一通りできるわけですが、中級者以上の人なら物足りなさを感じるはずです。
せめてSSDにしてOSやアプリケーションの起動を速くしたいところです。
そうなると、この価格帯ではマウスコンピュータという国産メーカーが出しているMB-510Eぐらいでしょう。
このMB-510Eは4万円台という格安価格ながらストレージがSSDの128GBという点が大きなの特徴です。
ぼくも実際に使ってみましたが、起動が速く、ネットや動画などの普段使いでストレスを感じない優秀さでした。
ただし15.6型で2.2kgと持ち運びはちょっとキツいパソコンです。
◆5万円以下の選択肢(その2)
5万円以下で軽さも追及しようとすると、CPUはAtom、メモリ2GB、ストレージはeMMCの32GB~64GBというスペックが平均的です。先ほど紹介したパソコンMB-510Eよりは1ランク下のスペックになります。
キーボードを分離できる2in1タイプだとタブレットだけで600g前後の軽さがあるのでそれがうれしいポイントです。
しかし、こうしたPCはキーボードがペラペラで打ちづらいとか、容量が足らないのでSDカードを追加で買ってHDDとして使うとか、タッチパッドの反応が悪いのでマウスを追加購入するとか、弱点を補うためになんやかんやで出費が増える傾向があります。
それなら、もう2万円くらい上をがんばって買う方がいいんじゃない?ということで冒頭に述べた7~8万の価格帯へ目を向けてみましょう。
◆7~8万の選択肢
この価格帯で抜けた存在がThinkPad(Lenovo)とLuvBook(マウスコンピュータ)です。
パソコン中級者でも十分満足できるスペックを日本の大手メーカーで探すとなると、
最低10万、下手すると12~13万くらい出す羽目になります。
ThinkPadやLuvBookなら、Core i5 + SSDという構成を7~8万という価格で実現できます。
カスタマイズの自由度が高く、自分の好きなようにデザインできるのもうれしい点です。
ThinkPadはレノボとは言え、今も日本の大和研究所で開発、設計されてるパソコンでコアなファンが多いことで有名です。
一部モデルは日本の工場で生産されているので、品質についても問題ありません。
ちなみにThinkPad愛好家は、自分たちが使ってるパソコンを「レノボのパソコン」とは言いません。単に「ThinkPad」と言います。
マウスコンピュータは先ほど言ったように日本のメーカー。
こちらもコスパが良いノートパソコンを多く販売しています。ThinkPadに比べるとまだ歴史は浅いですが、これからファンを増やしていく可能性は高いでしょう。