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Ryzen 5 4500U搭載のPCにしたら、RAW現像が1.6倍のスピードに!

Ryzen 5 4500U搭載の新しいパソコンにしたら、RAW現像の速度が劇的に速くなったよという話です。

ぼくは趣味でストリート写真や建築物の写真を撮っており、RAW現像の頻度はまあまあ多い方です。

RAW現像ソフトはAdobeのLightRoomが有名ですが、ぼくは同じAdobeのPhotoshopを使うことが多いです

こんな写真とか

こんな写真。

Photoshopを使って現像(レタッチ)した写真です

調整レイヤーはいくつか使いますし、場合によっては「ぼかしツール」などのフィルターも使用して本格的な現像を行っています

一般的な言葉の使い方としては

LightRoom → 現像

Photoshop → レタッチ

と言うらしいですが、いまそこは置いておいて、純粋にRAWデータをJPEG形式で保存するまでにかかる時間の話をしたいと思います。

比較するノートPC

RAW現像スピードを比較するノートPCは以下の2つ

Lenovo Ideapad C340 (2019年購入)
CPU: Intel Core i5-8265U (4コア)
メモリ:8GB
SSD 512GB

というミドルレンジのスペック

これまで使ってきたPCです
一応Photoshopはそこそこ快適に動いてくれました

そして今回新しく買ったPCは

HP ENVY x360 15 (2020年購入)
CPU: AMD Ryzen 5 4500U (6コア)
メモリ:16GB
SSD 512GB

です

AMD Ryzenの4000番台の凄さは当ブログで何回かとりあげたのでご存知の人も多いでしょう。今回はRyzen 5 4500U搭載のノートPC。価格は9.9万円とそこまで高くはありません。

とりあえずベンチマークスコアの比較

Passmarkのスコア

Core i5-8265U: 8018
Ryzen 5 4500U: 12361

PC Mark10のDigital Content Creation

Core i5-8265U: 2725
Ryzen 5 4500U: 4791

ベンチマーク上はRyzen 5がかなり差をつけています

単純にスコアの比をとると、1.5~1.7倍くらいの差があります。

RAW現像の速さ比較

前提条件は以下のとおりです

使用する画像は6000 x4000ピクセル、23.6MBのRAWデータ10枚。
これをPhotoshopのCameraRawで開き、一定の画像処理を行った後に保存する。
保存する形式はJPEGで、画質は最高の「12」
処理は10枚連続、自動で行う。
保存が完了するまでの時間をストップウォッチで計測する。
計測は3回行い、平均タイムを出す

行う画像処理は2通り

条件1.何もせずそのまま現像
条件2.テクスチャ+5、明瞭度+5、かすみの除去+5

そして上記の計測タイムの結果が下の表になります

わかりやすいようにグラフにしてみました

棒グラフの青色がCore i5-8265U、赤色がRyzen 5 4500Uです

棒の長さが短いほど、タイムが速いということになります

Ryzen 5の方が1.6倍~1.7倍の速くなっていることがわかります

Core i5の方だって2019年モデルなので古くはないですが、たった1年の差でここまでの性能差が出るとは驚きでした。

AMD RyzenとAdobe系ソフトの相性があまり良くないという話も過去にはありましたが、少なくともぼくが試した環境ではそのような心配は不要だとわかりました。

実際にRyzen 5でのレタッチ作業は快適です。Core i5でも十分だと思ってましたが、Ryzen 5での快適さを知ると戻れなくなりそうなくらいです

しかもこれが15万とか20万とかする高級PCじゃなくて10万を切る価格で実現できるのがうれしいところです

本記事がRyzen 5 4500UやRyzen 7 4700UなどRyzen 4000シリーズを考えている人の参考になれば幸いです。

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