Lenovoが2023年に発売したIdeaPad Slim 360i 14型。
- デザイン自体は2021年の機種
- なぜか2023年1月にCore i7モデルを発売
- ディスプレイはIPS液晶
- Core i7モデルが8.0万。安さが魅力
という特徴があります。
性能と価格だけ見ればお買い得のように見えますが、欠点も多いのであまりおすすめはしません。
◆スペック概要
OS: Windows 11 Home CPU: Core i7-1165G7 メモリ: 16GB SSD: 512GB ディスプレイ: 14インチ FHD(1920x1080)、IPS USBポート: USB-C x1、USB3.2 x1、USB2.0 x1 インターフェイス: HDMI、SDカード、ヘッドフォン Webカメラ: HD(720p)、プライバシーシャッター 顔認証なし、指紋認証あり 重量: 1.41kg オプション: Microsoft Office Home and Business 2021
オフィス付きのモデルとオフィスなしのモデル、両方を売っています。
Amazonだと
型番 82H701M7JP ⇒ オフィスなし
型番 82H701M5JP ⇒ オフィスあり
です。
オフィスなしのモデルが8.0万円(税込、送料込)
オフィスありのモデルが9.8万円(税込、送料込)
となかなかの安さです。
CPUは2021年のCore i7、メモリは16GBあるので性能面の不安はありません。
IdeaPad 300番台はディスプレイが低品質のTN液晶になっているケースが多いのですが、本機はIPS液晶です。コントラストや視野角は良好です。
◆DELL Inspiron 14 5425との比較
素人目には「買い」のように見えるIdeaPad Slim 360iですが、欠点も多いです。
以前紹介した10万以下のノートPCを買うときのチェックポイント9つを表にすると以下のとおり。
IdeaPad Slim 360i | Inspiron 14 5425 | |
ボディがアルミ合金 | × | 〇 |
画面の縦横比16:10 または3:2 | × | 〇 |
IPSディスプレイ | 〇 | 〇 |
Webカメラ FHD (1080p) | × | 〇 |
プライバシーシャッターあり | 〇 | 〇 |
USB-Cあり、USB2.0なし | × | 〇 |
タイプC充電可能 | × | 〇 |
フルサイズSDカード | 〇 | 〇 |
顔認証 or 指紋認証 | 〇 | 〇 |
価格 | 8.0万 | 8.3万 |
DELL Inspiron 14 5425が全部クリアしているのに対し、本機は4つしかクリアできていません。
主な点で言うと、ボディが樹脂製(再生プラスチック)でそこまで頑丈ではないのが気になるところです。
あとタイプC充電に対応していません。モバイルバッテリーから充電しようと考えている人は注意です。
他にも画面の縦横比が16:9だとか、細かい点を比較するとやっぱり差はあります。1つ1つは小さく感じるかもしれませんが、それが5個もあるわけですからね。
価格は、本機が8.0万に対し、DELL Inspironが8.3万。
3千円の差であれば、DELL Inspironの方が良いと思います。
ちなみにInspironは2022年モデル。Ryzen 5 5625U、メモリ16GBでこの安さです。
もちろん価格は時期によって変動しますから絶対とは言いません。
もしIdeaPadの方が1万くらい安いなら、IdeaPadを買う理由になるでしょう。
あとIdeaPadはオフィス付きで9.8万と安いです。
◆まとめ
- デザインは少し古い(2021年)
- 性能は不安なし
- ボディが樹脂製、縦横比16:9、タイプC充電不可
- DELL Inspironとの価格差をチェックしよう
基本的にはDELL Inspiron 14 5425を推奨します。
Office付きにすると価格差が広がります。その場合はIdeaPadもアリだと思います。
Amazonで買うときはクーポンが使えるかチェックしましょう。