ThinkPad X1 Carbonは2016年7月現在、ThinkPadの中で最も軽いノートPCで、重さは1.18kgです。
(※ X1 Tabletは一応タブレット扱いとして)
◆主なスペック
CPU:Core i5-6200U、Core i7-6500U、Core i7-6600U
メモリ: 4GB、8GB、16GB
SSD: 128GB 192GB 256GB 512GB 256GB(PCIe) 512GB(PCIe) 1TB(PCIe)
ディスプレイ:14インチ FHD(1920×1080)、WQHD(2560×1440)
サイズ、重さ:333×229×14.95-16.45mm、1.18kg
CPUはCore i5以上ですから、基本的なハイスペックなモデルを探している人向けです。ストレージもHDDという選択肢はありません。すべてSSD内蔵です。SSD容量の選択肢が多く、通常のSATA接続なら128~512GBまで。より高速なPCIe接続な256~1000GBまで広く選べるのがポイントです。
後で詳しく書きますが、このレベルのパソコンであれば、最低でも256GB以上のSSDにすることをおすすめします。
◆実際に持つと1.18kgと1.4kgの違いは大きい
いまあなたが使ってるノートパソコンはどれくらいの重さですか?
X1 Carbonに買い替えようかと思うぐらいの人なら、おそらく3、4年前に1.3~1.5kgぐらいの重さのモバイルPCを購入してそれを使ってるんじゃないかと推察しました。
1.18kgと1.40kgって差は200gちょっとですが、実際に持つとけっこう差があると感じます。これが本体が2.0kgと2.2kgの差だとそこまで感じないでしょう。
1.18kgの軽さなら、バッグに入れて毎日持ち運んでも苦にならない重さです。ただし、14インチサイズなので新幹線や飛行機の座席で使うには少し大きすぎるのがネックです。
◆液晶ディスプレイが高品質
14型のThinkPadはX1 Carbon以外にもT460sやX1 Yogaなどがあります。そのディスプレイを比較してみるとX1 Carbonの液晶が一番質が良いと感じました。
X1 Yogaは光の反射が強く、写り込みしてしまいます。
T460sは反射は抑制されているものの、色がくすんで見えてしまってます。
X1 Carbonは写り込みが少なく、色合いも良いので3つ中では一番でしょう。
◆SSDは256GB以上がおすすめ
128GBや192GBの容量では、容量自体も少ないですし、SSDの速度もイマイチです。SSDは容量が大きいほど転送速度も速くなるという性質があります。ですから、ここはあまりケチらず256GB以上にしておいた方がお得です。
X1 CarbonにはPCIe接続のSSDも搭載可能です。このSSDはSamsungのSM951シリーズで、シーケンシャルリード2000MB/s以上を叩き出すまさに爆速SSDです。
通常のSSDよりも高額ですが、さらに快適なパソコンライフを送りたい人はぜひこの爆速SSDを試してみるといいでしょう。
◆SDカードリーダーとLANポート
ThinkPad X1 Carbonの弱点はその薄さゆえにポート類が手薄になってしまったことです。特にフルサイズのSDカードリーダーがないのは、大きなマイナスです。
LANポートもありませんが、これについては「ThinkPad OneLink+ イーサネットアダプター」で解決できます。これはUSBポートに挿せるLANポートです。
レノボ直販でこのアダプターはデフォルトで付属されます。もし不要だと言う人は、購入の際に忘れずにチェックを外しておいてください。アダプターの価格は1080円と安いものなので買っても損はないでしょう。
ただし、写真のように横にビヨーンと飛び出して見えるのであまり見た目はよくありません。
◆定評のあるキーボード
薄型による悪影響が出そうなキーボードの質感ですが、ここはさすがに一定水準をキープしておりさすがはThinkPadという誇りを見せています。
キーストラベル(キーの深さ)は1.8mmあり、もっと厚いThinkPad X260と打鍵感に違いはありません。
2016年現在モバイルノートの平均的なキーの深さは1.5mmで、軽ければ軽いほどその数値は小さくなるのが普通です。
例えばDELLのXPS 13は1.29kgで1.2~1.3mm程度のキートラベルです。ASUSのZenBook3は0.91kgで0.8mmです。そう考えると、X1 Carbonの1.18kgの軽さで1.8mmのキートラベルはすごいの一言です。
そして恒例のトラックポイント(赤ポチ)も付いてくるわけですから、ユーザーインターフェースという面では文句なしでしょう。
◆おすすめの構成
せっかくX1 Carbonを買うのであれば、スペックもそこそこのレベルのものにした方が良いと思います。
表の左は「まあまあハイスペック」
CPUはCore i5ですが、SSDはPCIe接続の爆速SSDにしました。ディスプレイはFHDで十分でしょう。これで15万円台という価格。
もっとハイスペックにしたい人は、CPUをCore i7にしてさらにSSDを512GBにグレードアップするといいでしょう。これで18万円台です。動画編集などをする人以外なら最初に挙げた15万円台のモデルで十分じゃないかと思います。
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