ストリートフォトのtips(その3)~カメラを構える前に考えろ

ストリートスナップ、ストリートフォトのtipsをまとめた記事も今回が3回目。

今回は少し抽象的なお話。だけど超重要なポイントを書いてみた。

具体的なテクニックというよりも、写真を撮るときの考え方のようなもの。

前回は⇒ ストリートフォトのtips(その2)~感性、撮影スポット、学び方など

撮りたいモノ・・ではなく撮りたいシーン

撮りたいものがあらかじめ頭の中にあるか、ないか・・は写真の上達に深く関係してくる。

もっと言えば、何を撮りたいか?ではなく、どういうシーンを撮りたいか?ということだ。

ストリートフォトでは、何を撮るかを考えるんじゃなく、こうこうこういうシーンを撮りたいんだというのが大切。

映像の中の1コマを切り取るという感覚だ。

それは、特別な瞬間でなくてもよくて、むしろぼくたちが日常何気なく目にしているシーンでいい。

そうした日常の中の美しい瞬間に気付き、それをカメラに収めるのがストリートフォトの真髄だと思う。

逆に自分の中に1つ理想像がないと、「何を撮っていいかわからないのでとりあえず錆びた古い看板を撮ってモノクロにしてみました」風の写真を撮ってしまうことになる。

初心者は大体、撮りたいモノを追いかける
ストリートフォト初心者がカメラを構えたとき、撮りたい像はすでに目の前に存在している。

撮りたいモノを探すよりもまず光と影を見るようになれば、初心者卒業だ。

光と影をよく観察して、撮りたい方向、撮りたい構図を決めることから始める。

そしてその構図の中に通行人が入ってくるのを待つ。

そういう順番で組み立てる。

このプロセスの違いはとても大きい。

撮りたいものが目の前にあるか、頭の中にあるか・・自分はどちらなのか再考してみよう。

予測して撮れ

映像の中の1コマを切り取るということ、それは予測に基づいたショットを意味する。

ぼくはだいたいいつも、数秒後に起こる出来事を予測してカメラを構える。

ぼくが求める「その瞬間」をカメラに収めるために必要なことだ。

予測と言っても難しいことはない。

横断歩道を渡り始めた人は、しばらくすれば歩道の中央に来てやがて反対サイドへ渡り切るだろう・・といったような簡単な予測のことだ。

全部予測して撮れとは言わないが、やったことない人は試してみよう。

せっかくのストリートでずっと静止したものを撮るのはつまんないことだ

待つ

構図を見つけたら人が通るのを待つ。
そして撮って、また待つ。
それの繰り返しだ。

カメラを始めた頃は、待つと言ってもせいぜい数分ぐらいだった。それが今では、同じ場所で1時間くらいは粘れる。もちろんその間に何人かは人が通っていて、そのタイミングでシャッターを何回か切っているのだが。

1つの構図で最低10数枚は撮り、後でベストを1枚だけ選ぶ。

待つことがリターンに見合うから待つ。
見合うことがわかっているから待てる。

他のものを撮りに行くよりも、ここで何十分も待った方が遥かに効率的だから待つ。
完成型が頭の中にあるから待てる。

待てない人は無理して待つ必要はない。
それはあなたのスタイルではないかもしれないし、もしくはまだ完成型を頭の中で描けてない段階なのかもしれない。

そのときが来れば自然と待てるようになるはずだ。

気をてらった構図?

ちょっと構図を工夫したりすると、すぐに「気をてらうのは好きじゃない」と嫌う人がいるが、それはどうかと思う。

確かにやり過ぎは良くないと思うが、それでも1回やり過ぎな期間を経験すべきだと思う。

一通りやってから、文句を言おう。

構図は写真の大きな楽しみの1つだ。
それを最初から放棄して、いつも平面的な構図しか撮れない人になってほしくない。

実際、ストリートで構図を見つけたときは一番テンションが上がる瞬間だ。

脳内の神経細胞が一斉に発火して1つのイメージを生み出すときのあの感覚をぜひ味わってほしいと思う。

趣味だからこそ撮れる写真

アマチュアがプロに対し優位に立てることは時間だというのを昔投資の世界で聞いた記憶があるが、カメラ・写真の世界でも似たようなことはあるのではと思う。

趣味だからこそ、時間的制約がないからこそ撮れる写真っていうのがある。
これはプロカメラマンには撮れないだろうってやつが。

プロが1枚の写真にこんなに時間かけてたらやっていけないだろうっていう写真を撮れるのが趣味家の強みだ。

だから、自信をもって撮っていこうと思う。

プロを必要以上に崇めることはしない代わりに、自分もアマチュアだから・・という言い訳はしない。

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